4284 日本代表、アウェーでカナダに逆転勝利 ラグビーPNC2014

 

  (追加)日本ラグビーフットボール協会のサイトに日本代表対カナダ代表戦のレビューが掲載されたので、それも紹介しておきましょう。

 http://sakura.rugby-japan.jp/japan/2014/id26121.html

 

 ラグビーのパシフィックネーションズカップ(PNC2014が開幕し、日本代表は7日(日本時間8日)、カナダ・ブリティッシュコロンビア州バーナビーでカナダと対戦し、34-25で快勝しました。今年のPNC大会は少し変則的で、6カ国が参加していますが、日本、カナダ、米国が2試合ずつ総当たり戦、サモア、トンガ、フィジーも2試合ずつ総当たり戦というかたちになります。一応、順位は出しますが、それよりも個々の試合内容が重要ですね。日本は完全アウェーの中で、カナダに前半9-25とリードを許し、ちょっと受けに回ってしまった感じですが、後半に巻き返し逆転劇を収めました。

IRBのサイトからネットで試合の中継ライブを見ることができ、アーカイブでは4分間のハイライト映像も見ることができます。便利な世の中になりました。

私はネットでリアルタイムの中継が見られることに気付いたのが後半からだったので、日本のいいところばかりを見せていただいきました。日本のトライシーンはいずれもバックスの展開力を生かしたもので、SH田中史朗選手がチャンスメーカーになっていました。スーパーラグビーでもまれ、試合の経験値やタフネスといったものが格段に向上したようですね。

IRBのサイトには、Japan rally to maintain winning run という速報記事も掲載されています。その日本語仮訳も作成したので、ご覧ください。

 

 

日本、連勝街道

(IRB.COM)20146 8日(日)

  http://www.irb.com/pacificnationscup/news/newsid=2071787.html#japan+rally+maintain+winning

 

 2014年パシフィックネーションズカップで日本代表がカナダ代表に対し後半に見事な追い上げを見せ、初戦を34-25と勝利で飾った。

日本は前半、9-25とリードを許したが、後半に入ってリズムを取り戻し、後半だけで25得点をあげるとともにカナダを無得点に封じた。

 ブリティッシュコロンビア州バーナビーで行われた試合に勝利したことで、ブレ―ブブロッサムズ(日本代表)はカナダ戦での最近の対戦成績の流れを維持するとともに、24時間前のパシフィックネーションズカップ初戦を18-18で引き分けたサモア、トンガを上回って暫定トップに立った。

 

試合詳報

カナダは立ち上がり、連続的に圧力をかけ、開始6分にセンターのキアラン・ハーンがトライ(ゴール不成功)を決め、スワンガードスタジアムを満員にした6328人の観客を喜ばせた。

その後、日本はフルバック五郎丸歩PG3本、対するカナダはジェームズ・プリチャードPG1本を決め、 27分時点では日本が9-81点リードした。

その直後に堀江翔太がイエローカードで一時退場となり、カナダはこの数的優位を生かし、得点に結びつけた。

まず、プリチャードが2本目のPGを決め、 カナックス(カナダ代表)が再びリードを取り戻した。

さらにFLジョン・ムーンライトが突進でトライ、続いてハーンの好判断からつないでWTBテイラー・ハリスもトライを決め、2トライともプリチャードのゴールが成功して大きくリードを奪ったままハーフタイムを迎えた。 

 しかし、日本はこれにひるむことなく後半に臨み、後半1分の藤田慶和のトライが反撃の足がかりとなった。

後半14分、五郎丸が4回目のPGに成功して17-25とした後、後半21分にはCTB田村優がカナダBKのディフェンスラインを破って中央にトライ、五郎丸のゴールも成功して1点差となった。

日本の3つめのトライは、No8ヘンドリック・ツイ、これも五郎丸がゴールを決め、日本のリードは6点となった。五郎丸は試合終了間際にもPGを決め、日本は後半25得点で試合をひっくり返した。