4281 どういうわけか、霧にむせぶ夜

 

 6月に入ったとたん、日本列島はとんでもない暑さになりましたね。これじゃあ、6月1日じゃなくて8月1日じゃないのと言いたくなるぐらい。群馬県館林市岐阜県揖斐川町で最高気温36.3度、京都市でも36.0度と全国で猛暑日を超えた地点が27カ所もあったそうです。

 熱中症で倒れる人も相次ぎました。例年なら梅雨明け直後の気温が急激に上昇する数日間が最も警戒すべき時期なのですが、今年は梅雨入り前にその警戒ゾーンに入ってしまいました、いつまでも寒いと思っていたら、今度はこの暑さ。身体がついていけません。暑さになじむまでは、無理をせず、炎天下の作業などはもちろん避け、休養やこまめな水分補給に心がけましょう。

 鎌倉も今日は午前中から気温がぐんぐん上がり、こりゃあ、もう夏だねと思っていたらなんと、午後3時を回ったあたりから、周囲の100メートル級の山並みに霧が立ちこめ、市街地まですーっと流れてきました。天然のミスト冷房といいますか、気温も一気に涼しくなって高原にいる気分ですね。海からの霧でしょうか、これは。

 ということで、霧笛が俺を呼んでるぜ気分だったのですが、鎌倉には大型船は来ないので霧笛も響きません。

 ところが、であります。大船に買い物に行くと電車を降りたとたん、なんと青空が広がり猛暑が続いているではないですか。あれ? 霧が晴れちゃったのかと思ったら、そうではなく、横須賀線で鎌倉に戻ると、再び霧の摩周湖状態。三方を山、南を海に囲まれた鎌倉旧市街地区のみが別世界のように霧のカレリアでした(おいおい、霧を付ければなんでもいいってもんじゃないぞ)。ま、とにかく暑さはこれからです。長期予報通りになればうれしいんだけど、早くも乱調気味なので、長丁場の夏に備え、それなりの覚悟が必要かな。