メルマガ東京都エイズ通信の135号が発行されました。
https://archives.mag2.com/0001002629/
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● 平成30年1月1日から平成30年11月25日までの感染者報告数(東京都)
( )は昨年同時期の報告数
HIV感染者 303件 (338件)
AIDS患者 61件 ( 87件)
合計 364件 (425件)
HIV感染者数、AIDS患者数ともに昨年同時期を下回っています。
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12月の報告次第ですが、都内の年間HIV感染者・エイズ患者報告の合計数が、今年は400件を下回るかどうか、微妙なところです。患者・感染者報告数が300件台だったのは2003年の359件が最後で、以後15年間は400~500件台で推移してきました。
2003年といえば、ゲイコミュニティにおけるHIV感染の急拡大が懸念されていた時期です。東京都の年報から5年刻みで報告数の推移を拾っていくと以下のようになります。
1998年 215件
2003年 359件
2008年 545件
2013年 469件
参考までに書いておくと、2008年はこれまでで最も報告の多い年でした。その後の報告の減少傾向の要因は何だったのか、そして2018年は・・・どうなるのか。
もちろん詳細な分析は疫学の専門家のご努力に待ちたいと思いますが、上記5年刻みの年、およびその前後にはどんなことがあったのか、そのあたりのことはしがないフリージャーナリストでもピックアップできるかもしれません(・・・と言いつつ、なかなかやろうとしないのが、いつまでも「しがない」ままの理由なんだけど)。