6月ですね。梅雨入りは昨日でした。平年並みだそうです。鎌倉=アジサイのイメージが強いのですが、「駆け込み女・・・」の東慶寺では、イワタバコがしとしと雨によく似合う季節でもあります。映画も良かったですね。SANKEI EXPRESSに掲載された【鎌倉海びより】。5月の話ですいません。駆け込み・・・「逃げる」が共通の話題ということで・・・苦しいか。
【鎌倉海びより】105 今度は地震 とにかく逃げろが鉄則だが…
http://www.sankeibiz.jp/express/news/150609/exg1506091130001-n1.htm
5月30日の夜は鎌倉もずいぶん長く揺れた。初めは「あれ、地震?」と思う程度。ところが、いったん収まりかけた後で今度はより強く、そしてゆっくり揺れる。先が読めない。いい気持ちではありません。
小笠原諸島で震度5強。えっ? 地震の強さを示すマグニチュードは8.5(後に8.1に修正)。うわっ、これは津波が…と身構えたものの、逃げるべきか、逃げざるべきか、ここで迷う。とにかく逃げろが鉄則! それは分かっているが、夜も8時を回っていることだし、どうしたものか。
東京や横浜の繁華街と異なり、鎌倉で8時を回れば、もう十分に深夜感覚である。鉄筋コンクリート3階建て集合住宅の最上階から夜の街に飛び出すのか、いや、むしろ3階にとどまる方がいいのか。優柔不断を武器にサラリーマン社会を泳ぎ渡ってきたおじさん層に決断を迫られても…。
決めないという得意技を使う間もなくテレビの地震速報(すでに続報?)で、津波の心配はありませんという情報が流れる。M8.5でも震源が深ければ津波が押し寄せる事態にはならない。おっと、新聞やテレビでもう皆さん、ご存じですね。
もちろん、心配ありませんといわれ、いそいそと夜の海を見に行くような野次(やじ)馬根性は厳に慎まねばならない。
一夜明けた31日午前に由比ガ浜の滑川河口に繰り出す=写真。波はそれなりにあるものの、津波ではありません。日傘のまま浅い川の水に足をひたす。そんなのどかな日曜の朝になり、まずは良かった。
前回は台風一過。そして今回は地震の翌日。波乱の5月はこうして過ぎていった。6月はアジサイ、7、8月は海水浴。鎌倉はこれから人の多い季節を迎える。夏こそは波乱なしに過ごしたいと思うのだが、どうなるのだろうか。