人間の安全保障とユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の重要性を強調 岸田首相がランセット誌に寄稿

 英国の医学専門誌ランセットに1月21日(英国時間20日)、岸田首相の寄稿「人間の安全保障とユニバーサル・ヘルス・カバレッジ:G7広島サミットに向けた日本のビジョン」が掲載されました。
 寄稿は英文ですが、外務省の公式サイトに日本語の要旨が紹介されています。
 

www.mofa.go.jp


『今年5月のG7広島サミットやG7長崎保健大臣会合等を通して、国際保健に貢献していく決意を示したものです』と外務省は説明しています。
 寄稿の要旨の核心部分をさらに(僭越ながら私が勝手に)圧縮して紹介すると、以下のような感じでしょうか。
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 G7広島サミット及びG7長崎保健大臣会合では、これまでのG7における議論も踏まえ、人間の安全保障の重要性を強調しつつ、以下3つの分野に焦点を当てる。
 ア 公衆衛生危機のためのグローバルヘルス・アーキテクチャーの強化
 イ ポスト・コロナの新しい時代に向けたUHCの推進
 ウ デジタル領域を含むヘルス・イノベーションの促進
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 詳しくは英文の寄稿全文を・・・読むのは大変でしょうから(実は私も読んでいません)、せめて外務省サイトの要旨に目を通してください。
 和文仮訳(PDF)も用意されています。A4判で2ページ弱なので、折角ならこっちの方がいいかなあ。
 https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/100448846.pdf

 最近は元気がなくなるニュースばかり続くので、埋没してあまり目立たないかもしれませんが、G7サミット議長国の首相として、この時期に保健分野のメッセージを明確に示したことは重要だと思います。