東京都福祉保健局のメルマガ『東京都エイズ通信』の第175号(20212年3月31日)が配信されました。今年に入ってから3月27日までの都内の新規HIV感染者・エイズ患者報告数は以下の通りです。
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- 令和4年1月1日から令和4年3月27日までの感染者報告数(東京都)
※( )は昨年同時期の報告数
HIV感染者 57件 (74件)
AIDS患者 12件 (21件)
合計 69件 (95件)
HIV感染者数及びAIDS患者共に令和3年よりも減少している。
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報告ベースでは、依然として減少傾向が続いています。・・・といいますか、前年同時期と比べたときの減少幅はむしろ広がる傾向にあり、その理由が何なのか、気になるところです。実際に感染が減ってきたことの表れなのか、まん延防止等重点措置に伴って検査を受ける人が減ったことの反映か、HIV感染の予防に関心を持たなくなったのか・・・。分析能力が著しく欠如しているため、いずれでもあり、いずれでもなし、みたいな印象も受けます。
世の中、悩ましいことが多いので、エイズはもういいだろうみたいな感覚が一段と広がるとすれば、見かけの報告減は感染の拡大要因に直結します。それは避けたい。
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