『有害な法律を取り除き、力になれる法律を作ろう』 エイズと社会ウェブ版604

 国連合同エイズ計画(UNAIDS)による差別ゼロデー(3月1日)の2022年キャンペーン冊子『REMOVE LAWS THAT HARM, CREATE LAWS THAT EMPOWER』を日本語に訳しました。タイトルはいろいろと迷い、最終的に『有害な法律を取り除き、力になれる法律を作ろう』としています。API-Netで日本語仮訳PDF版をご覧ください。こちらからアクセスできます。

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api-net.jfap.or.jp

 《法律によって、人びとが異なる扱いを受け、基本的なサービスから除外され、自分が誰であるか、何をするか、誰を愛するかという理由で人びとの生活を過度に制限する。COVID-19対策の影響もあり、そうした差別的法律に反対する行動が急務であると国連合同エイズ計画(UNAIDS)は訴えています。また、『差別的な法律の撤廃』と『人びと差別からまもる法律の制定』が国家の道義的、法的な責務であるとも指摘しています》
 毎年3月1日を「差別ゼロデー」とすることは2013年12月1日、オーストラリアのメルボルンで開かれた世界エイズデー式典で公表され、翌2014年3月1日が第1回でした。今年は第9回ということになります。
 世界エイズデーは12月1日を目指してキャンペーンが展開されていくのに対し、差別ゼロデーは3月1日からキャンペーンが始まる感じなので、日本語仮訳版も今から参考にしていただけるのではないかと思います。