秋の海 暮れ行く我慢の3連休

 誰が呼んだか、我慢の3連休の最終日。私の場合、午前中は自宅で原稿書き。午後は大学ラグビー対抗戦・早稲田vs慶應戦をテレビ観戦し、その後、海辺をお散歩。とくに我慢しているという自覚もなく、勤労感謝の一日は漫然と暮れていきました。

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 定番のお散歩コースですいません。いつもと同じ、滑川の河口です。表情は日々、異なるもので。3連休の間は、皮肉にも暖かい日が続き、鎌倉に繰り出す人もむしろ多かったような感じでしたね。その最後の夕方、海辺の空には灰色の雲が重く垂れこめ、遠くかすかに見える伊豆半島とのわずかな狭間に夕日が沈んでいきます。

 砂浜は広々としているから、たぶん密にはならないだろうけれど、それでもけっこうな人出ですね。致し方ないかなあ、二人の世界に口をはさむことはないし、風は冷たくなってきたけれど大きなお世話だし、マスクもしてることだし・・・ということで、秋の暮れ行く感が増してきたところで、少しアップにしてもう一枚。

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 海を見ていると、狭量にして暗鬱としたおじさんの心持も、すっと開けていくような気分になるから不思議です。免疫上昇も期待できそう。ご近所とはいえ、自分が散歩していて、よそから来るなともいえません。
 世の中の動きを止めてしまうような事態を極力、回避しつつ、コロナウイルスの感染拡大を防ぐにはどうしたらいいのか。いろいろな工夫も少しずつ浸透してきているように思います。それでも広がるときは広がるのだから、時々、締めなおそう、というのが当面のメッセージかな。

 ワクチンだって、100%の効果を求めるものではありません。しいて言えば、限りなく100%に近い安全性を追求しつつ、それなりの効果を期待するぐらいに受け止めておきたい。日常の生活における行動変容もたぶん、そうなんだと思う。自らを閉塞に追い込むことなく、最適解・・・とまではいかなくとも、よりましな行動を気にかけながら暮らしていきましょう。