『恋のブギウギトレイン』をSDGsのテーマソングに 第25回レインボー・リール東京~東京国際レズビアン&ゲイ映画祭~の会場で記者会見

 東京・南青山のスパイラルホールの正面に6色の虹の旗。7月9日(土)からシネマート新宿で開かれていた第25回レインボー・リール東京~東京国際レズビアン&ゲイ映画祭~が15日(金)からスパイラルホールでも始まりました。
 http://rainbowreeltokyo.com/2016/

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 南青山会場は海の日の18日(月)までですね。初日の夕方は著名な写真家であるレスリー・キーさんの監督作品『PHANTOM』の上映に先立ち、国連の持続可能な開発目標(SDGs)を紹介したミュージックビデオ『恋のブギウギトレイン』のお披露目記者会見がありました。

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 アン・ルイスさんの名曲を早見優さんがカヴァーし、ミュージックビデオは同じくレスリー・キー監督が制作。たくさんの方が出演しています。その多彩な顔ぶれとカラフルな衣装、躍動感あふれるダンス・・・と、どうも場違いなおじさんが説明すると、つまらなそうな印象になってしまいますね。困ったもんだ。

 国連広報センターの公式サイトで動画を見ることができるので、そちらをご覧いただきましょう。
 www.unic.or.jp

 youtubeの動画はこちらで。

 www.youtube.com

 会見にはレスリー・キーさんやビデオに出演した皆さん、それに国連広報センターの根本かおる所長も出席し、早見優さんの『恋のブギウギトレイン』をSDGsのテーマソングに・・・ということで盛り上がりました。根本さんは「レスリーさんの呼びかけで、早見優さん、藤井隆さんをはじめ、100名以上の方々がSDGsのために力を貸してくださり、夢のようなプロジェクトが実現しました」と感謝の言葉を述べています。この際、SDGsについても会見でいただいた資料を丸写しして紹介しておきましょう。

・SDGsとは - 2015年9月の持続可能な開発サミットで採択され、今年2016年が実施初年となります。「あらゆる形態の貧困に終止符を打つ」「不平等と闘う」「気候変動に対処する」など17項目からなり、それぞれに具体的な行動目標や削減目標が設定されています。対象となるのは開発途上国以外の先進国も含む世界各国で、政府だけはなく一人ひとりの取り組みが成果の鍵を握ります。

 参考までに、17目標は次のようになっています。

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 3番目の「すべての人に健康と福祉を」では、「2030年に公衆衛生上の脅威としてのエイズ流行を終結させる」が重要なターゲットのひとつとなっています。
 5番目の「ジェンダーの平等を実現しよう」、10番目の「人や国の不平等をなくそう」、16番目の「平和と公正をすべての人に」も、HIV/エイズ対策と大きな関わりのある項目として、6月にニューヨークで開かれた「エイズ終結に関する国連総会ハイレベル会合」の政治宣言でも取り上げられました。
 レインボー・リール東京の会場でこうした記者会見がかくも華やかに行われたことは、エイズ対策に多少とも関わりのある記者としては感無量と言いますか、何と申しましょうか・・・。レスリー・キーさんの心意気を大いに称え、おじさんもブギウギしたい気分でありました(踊らなかったけど)。

 そうそう、もうひとつ、会場1階ではOUT IN JAPANの1000人写真展もスタート。こちらもレスリー・キーさん撮影の作品ということで、本日はレスリーづくしでした。