いよいよ明日から決勝トーナメントですね。日本代表は20日(日)午後7時15分から東京スタジアム(東京都調布市)で南アフリカと対戦します。その試合登録メンバーが18日(金)、発表されました。
フルバックに山中選手が入りました。それ以外の先発14人はスコットランド戦と同じ。勝っているときは、その流れを失わずに行こうということでしょうか。
リザーブはFWにマフィ選手、BKにレメキ選手が入っています。どちらもインパクトプレーヤーとして期待したいですね。
南アフリカ代表とは大会前の9月6日に対戦し、41-7で負けています。W杯を控え、ファンにとっては残念な敗戦でしたが、その時はまさか準々決勝で再び対戦することになるとは予想できませんでした。
「9月の試合はリハーサル」
ジェイミー・ジョゼフHC(ヘッドコーチ)はこう語っています。
お楽しみはこれからだ・・・とは言わなかったようだけど、ま、そういうことでしょう。それだけ、日本代表がW杯の経験を通し、チームとしての力をつけてきた証拠でもあります。
パシフィック・ネーションズ・カップでは優勝した。それでも世界のトップチームには勝てなかった。
ジャパンは決して強いわけではない。そのことを改めて認識し、なおかつ、まったく勝負にならないというわけでもないという手応えもあった。
負けて知る。それが9月の南ア戦の貴重な教訓であり、その時点での現実を直視できたことが、W杯に入ってからの好結果につながったのではないかと思います。
W杯初戦の対ロシア戦は、実力的にはかなり格下の相手ではあったものの、ふたを開けてみると、やっとの思いで勝ったという印象でした。
そのあとも厳しい試合の連続でしたが、一戦、一戦、強くなっていった。使用前、使用後ではありませんが、予選プールの4戦を経て、ジャパンはどこまで強くなっているのか(あるいは、いないのか)。準々決勝はそれを確認する機会でもあります。
予選プールの4試合は常に厳しい試合続きだった。楽に勝てた試合など、一つもない。でも負けなかった。それを忘れずに南アにも思い切りぶつかっていこう。
(追加)準々決勝は次の4試合です。
【19日(土)】
・イングランド対オーストラリア(16:15 大分スポーツ公園総合競技場)
・ニュージーランド対アイルランド(19:15 東京スタジアム)
【20日(日)】
・ウェールズ対フランス(16:15 大分スポーツ公園総合競技場)
・日本対南アフリカ(19;15 東京スタジアム)
どの試合も好勝負が期待できます。見逃せませんね。