昨夜遅くになって降り始めた雨が昼過ぎまで・・・ということで、小人が閑居していると、ろくなことは考えませんね。
いわんや、小人未満のおじさんおや、さっきから細かいことが気になっています。
昨日の「稲村ヶ崎・磯づたいのみち」でお見かけした、高浜虚子の一句。
こちらですね。『波音の由比ガ浜より初電車』。海沿いに江ノ電が走っています。
でも、江ノ電は由比ガ浜の海岸沿いは走らないので、この絵はちょっと誤解を与えるかもしれません。この構図で江ノ電が走っているのは七里ガ浜沿いなんだけど・・・。
高浜虚子が住んでいた家は、江ノ電由比ガ浜駅に近い線路沿いにあったので、もちろん虚子には夜明けの由比ガ浜の波の音も、初電車がガタゴトと走り抜ける音も、聞こえていたと思うけれど、由比ガ浜地区の線路は、海岸とは少し離れた町中(当時は別荘街だったでしょうね)を走っているので、絵とはイメージがやや異なります。
つくづく小物だなあと自らを省みつつも、ついつい余分な一言。