東京都エイズ通信の第133号(2018年9月号)が配信されました。9月26日までの東京都の新規HIV感染者・エイズ患者報告数は昨年と比べると依然、微減の傾向です。報告ベースのこの数字が何を意味するのか、啓発や支援の現場の感覚ともあわせて推察を進める必要があります。私の能力の及ばない範囲の作業なので、専門家の分析を仰ぎたいですね。
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平成30年1月1日から平成30年9月26日までの感染者報告数(東京都)
※( )は昨年同時期の報告数
HIV感染者 253件 (274件)
AIDS患者 48件 ( 71件)
合計 301件 (345件)
HIV感染者数、AIDS患者数ともに昨年同時期を下回っています。
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2017年まで過去10年間の報告の年次推移はこちらで見ることができます。
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/iryo/kansen/aids/newsletter.files/NL_No.168.pdf
東日本大震災があった2011年は大きく減り、その後また横ばい傾向に戻っていましたが、今年は減少傾向に転じています。報告の数字は実際の感染の動向と同時に(あるいはそれ以上に)その時々の出来事の影響も受けます。今年は何が起きているのでしょうか。