そしてこちらは一つのチームで エイズと社会ウェッブ版336

 国連合同エイズ計画(UNAIDS)のワールドカップキャンペーン。日本・ベルギー戦に続き次々に展開されています。参考までに当ブログでももう少し紹介していきましょう。せっかくなら、もうちょっと早くから始めたらよかったのにとも思うけど、準備が間に合わなかったのかもしれませんね。いろいろ出てきそうなので、UNAIDSのFacebookで探してください。
 https://www.facebook.com/UNAIDS/

 

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 こちらは直近の薬物使用の際にクリーンな(新品または消毒済みの)注射針を使用した注射薬物使用者の割合です。

スイス 55.6%
スウェーデン 55%

 普及率はどちらも半数強といったところですね。ハームリダクション政策の浸透は、欧州でもそう簡単にはいきません。政策的な意思決定と地道な活動の両方が必要ということでしょうか。

No matter who wins the Switzerland vs Sweden #WorldCup game, both countries are winners when it comes to providing harm reduction programmes that are effective in decreasing new HIV infections among people who inject drugs.
 ワールドカップの試合でどちらが勝つにしても、新規HIV感染を減らす効果が高いハームリダクションプログラムを注射薬物使用者に提供できれば、両国がともに勝者になります。

 

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イングランド 100人弱
コロンビア  500人弱

 2016年の1年間に結核関連の疾病で死亡したHIV陽性者の数ですね。世界全体でみると結核は現在、HIV陽性者の最大の死亡原因となっています。

Let's get on the same team and end AIDS and TB by 2030.
 エイズ結核の2030年終結に向けた闘いでは一つのチームです。

 ニューヨークの国連本部では今年9月、国連総会結核ハイレベル会合が予定されてます。この会合の共同議長は、日本の別所浩郎国連大使アンティグア・バーブーダウォルトン・アルフォンソ・ウェブソン大使。現在は会合で採択される政治宣言の草稿作成に向けて着々と準備が進められている段階でしょうか。日本のスルーパスでゴ~~ルを期待したいですね。