「栴檀(せんだん)」と「双葉」はどっちが芳しいかという話ではなくてぇ・・・

 寒い日が続いていましたが、今日は少し穏やかなお天気でしたね。久しぶりにお散歩に繰り出しました。

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 鎌倉駅に近い本覚寺の境内。夷堂の前です。もう初えびすの準備が始まっていました。お正月には石段手前の赤い枠に提灯がずらっとぶら下がります。ところで、左の木は・・・。

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 言葉では知っていたのですが、この木が「栴檀は双葉より芳し」の『栴檀』でしたか。幹に名札がかかっています。

 「双葉より芳し」の意味は・・・なんだったっけ?。
 恥ずかしながら、「栴檀」と「双葉」はどっちが芳しいかという紅白歌合戦のような話かと思っていたら、ぜんぜん違いますね。大急ぎでネットの故事ことわざ辞典を見ると、こんな説明がありました。
 栴檀とは香木の白檀のことで、『双葉のときから非常によい芳香を放つことから、すぐれた人物は幼少時代から他を逸したものを持っている』という意味なのだそうです。
 え?、そういうことを面と向かって私に言われても・・・(誰も言ってませんよ)。

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 枝にはたくさんの実。地面に落ちた分を拾ってみましたが、あまり芳香とは関係がなさそうですね。まあ、いいか。

 なんだかんだとくだらないことを書いているうちに冴えなかった2017年も残りわずかとなりました。個人的にはフリーランスの物書きとなって最初の年の瀬です。顧みれば双葉の頃からずっと芳しくなく、とうとう現在に至る・・・という調子で一時はどうなることかと青ざめ、途方に暮れていましたが、たくさんの方の温情のおかげで、それなりにお仕事も入り、何とか露命をつないでおります。皆さん、ありがとうございました。来年もよろしくお願いします。