♪夜明けのコーヒー~  中野駅にもレッドリボン エイズと社会ウェブ版311

 中野駅北口と駅前の中野サンモール商店街にレッドリボンのバナーが登場しました。こちらは駅の改札口の前。

f:id:miyatak:20171119100109j:plain

 シャッターが半分、降りています。いつもたくさんの人が行きかうステーションがしばしの休息にまどろむとき。状況から察するに18日の未明でしょうか。

 

 すいません。鎌倉から中野まで駆けつけるとなると、電車を乗り継ぎ、ちょっとした大遠征になるので、ずぼらをかまして、まだ実物は拝見できていません。写真はTOKYO AIDS WEEKS 2017フェイスブックに投稿されたものを拝借しました。悪しからず。

f:id:miyatak:20171119100247j:plain

 こちらは中野サンモール商店街。同じくTAWフェイスブックから。設置直後の16日午前1時すぎに撮影されたということです。東京エイズウィークス2017の開幕1週間前ですね。

 静かなる盛り上がりといいますか、折からの寒波にも関わらず、雨にも負けず、中野駅周辺はすでに熱い。中野区の皆さん、商店街の皆さん、中野駅の皆さん、ありがとうございます。1123日、東京エイズウィークス2017始動。翌24日、第31回日本エイズ学会学術集会・総会開幕。参考までに東京エイズウィークスのプレスリリースも一部、紹介しましょう。

 

 《121日は「世界エイズデー」。HIV/AIDSの蔓延の防止と、HIV陽性者に対する差別・偏見の解消を目的として、WHO世界保健機関)が1988年に制定した日です。毎年この日を中心に、世界各国で、HIV/AIDSに関する様々な啓発活動が行われています。

日本では、毎年新たに約1,500名の人が、検査によってHIV陽性と判明しており、継続的な予防啓発の取り組みが不可欠です。また、治療の進歩にも関わらずHIV/AIDSに対する恐怖や不安が根強くあり、誤解や偏見にもとづくHIV陽性者への差別といった課題も依然として存在します。

このような背景をふまえ、『TOKYO AIDS WEEKS 2017』は、市民のHIV/AIDSへの関心を高めて感染拡大の抑止をはかるとともに、HIV陽性者及びHIV/AIDSに対する偏見や差別を解消し、感染した人々も安心して暮らせる社会の実現を目指して開催されます。どなたでも参加できる市民啓発イベントとして、各種団体が自主的に参加し、講演会、発表会、映画上映、展示等を行い、多様な視点からHIV/AIDSを考える機会を提供します。詳しくは、下記概要およびWEBサイト(または別添のパンフレット)をご参照ください。

また、本イベントは、同じ中野区内で1124日(金)~26日(日)に開催される『第31回日本エイズ学会』とも連動しており、両イベント合わせて約3,000名の動員を見込んでおります》

中野駅と中野サンモールに加えTAW 2017期間中は《共催の中野区の協力を得て、中野区役所の庁舎の外壁に7.5m×12.5mの巨大な「レッドリボン」》が掲示されるということです。学術集会もイベントももちろん大切・・・ではありますが、その現場に身を置ける人の数はどうしても限られてきます。メッセージを伝えたい方はいま、どこにいるのか。それもなかなかつかみきれるものではありません。

行政や商店街の皆さんの協力でレッドリボンがシンボルとして広く町を行く人々の目に留まる。あれは何かなと思ってもらえる。そして学会やイベントに参加する人たちが「あれはね」と説明したくなる。その晴れがましい気持ちも含めて、波及効果は計り知れないほど大きいというべきでしょう。おのおの方(長谷川一夫、ちょっと古いか)、いよいよ今週ですね。