大海に まだ見ぬ船を 浮かべつつ ちょっと違うか もの思う秋

 台風一過の朝、というには少々、遅めですが・・・鎌倉上空は秋空に雲が輝いています(朝から輝いていたと思う、たぶん)。

f:id:miyatak:20171030101319j:plain

 海岸部に近い某集合住宅屋上より北方を望む。雲の下、低い山の向こうが北鎌倉でしょうか。まったく関係ないけれど、そういえば昔、雲の上団五郎一座というのがありましたね。座長は確か榎本健一さん。

 

f:id:miyatak:20171030101602j:plain

 無駄話はほどほどにして、こちらは東側の大町、材木座方面。そういえば大町菊五郎一座というのも・・・ないか。

 

f:id:miyatak:20171030101726j:plain

 回れ右をして、長谷方面。鎌倉文学館上空あたりですね。右側の稜線にちょろっと白い頭をのぞかせているのが富士山・・・ではなくて、これも雲でした。残念ながらここから富士山は見えません。稲村ケ崎に出るか、東に回り込んで材木座、小坪の海岸に行くと見事な江の島、富士山、相模湾のそろい踏みとなります。ま、機会があったらまた・・・。

 

f:id:miyatak:20171030101834j:plain

 最後は海。実朝はここから船で大海に漕ぎ出すことを夢見て、由比ガ浜に巨大船を建造したけれど、砂浜から海まで移動させることができずに失敗しちゃったんだよね。こんな雲を見ながら、世の中はうまいこと行かんなあ・・・と残念がっていたのかもしれません。この辺りは800年の時を超えて今の私とも相通ずるところがあります。

 大海に まだ見ぬ船を 浮かべつつ ちょっと違うか もの思う秋

 相変わらず、なんだか・・・。