『虹の旗はなぜ6色なのか』 エイズと社会ウェブ版281

 現代性教育研究ジャーナルNo772017815日)が発行されました。巻頭は大阪府立大学の東優子教授が『性の健康への権利について 学ぶ、語る、国際会議』です。5月にチェコプラハで開かれた第23WASWorld Association for Sexual Health)国際会議の参加報告ですね。

 http://www.jase.faje.or.jp/jigyo/kyoiku_journal.html#anch77

f:id:miyatak:20170815095828p:plain

  重厚かつ臨場感あふれる巻頭報告のすぐ後では少々、荷が重いのですが、不肖私のコラム『One Side/No Side 多様な性の行方』も掲載されています。青息吐息の連載も何とか5回目までこぎつけました。今回のタイトルは『虹の旗はなぜ6色なのか』です。

《日本にいると虹は7色と思いがちだが、実はレインボーフラッグは6色ですよ・・・と例によって知ったかぶりをしながらネットで検索してみると、あれ? 最初は8色だったという》

相変わらず頼りない書きぶりで申し訳ありません。多様性のシンボルであるレインボーフラッグは、いつ、どのようにして生まれ、どんな経緯で8色から7色、そして現在の6色に定着していったのか。そのレポートです。

《変遷の背景には大量生産上の都合があり、暗殺という悲劇を乗り越えようとする強い意思もあった。ベイカー氏自身はオリジナルの8色に強いこだわりがあったようだが、6の普及を否定していたわけではない。その柔軟さもまた、世界中にレインボーな行動が広がる大きな支えになったのではないかと改めて思う》

なぜか猛暑も一段落。涼しさの徒然にお読みいただければ幸いです。