『HIV/AIDSのいまとこれから』 エイズと社会ウェブ版279

 第24AIDS文化フォーラムin横浜が閉幕しました。最終日の6日(日)はこれぞ横浜の文化フォーラムといいたくなるような猛暑が戻ってきましたね。

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 午後には『HIV/AIDSのいまとこれから』と題したセッションがあり、今年の日本エイズ学会学術集会・総会の会長を務める特定非営利活動法人ぷれいす東京の生島嗣代表、東京エイズ・ウィークス2017の事務局を担当している日本HIV陽性者ネットワーク・ジャンププラスの高久陽介代表とともに、なぜか私もスピーカーとして参加しました。

 実はこのセッション、「きれいごとでは終わらない本音のところを聞きたい」という司会の岩室紳也医師のたくらみにより、事前の打ち合わせは一切なし、したがって事前準備もできず・・・というとんでもない企画。したがって3人とも、「いまとこれからって、何を話すんだろう」と疑心暗鬼だったのですが、そこはまあ、岩室先生の巧みな司会術、生島、高久両氏の何を聞かれても動じることのない深い知識と見識、そして悲しいかな長年の記者生活で「きれいごと」に終始するレポートにだけは習熟してしまった某ジャーナリスト(ばればれだけど、とくに名を秘す)の逃げ口上という三位一体の取り合わせで、堂々2時間、何とかこなしちゃったから恐ろしいね。

誰がどんなことを言ったかはこの場にとどめておくという一応の了解事項があったので、詳しい報告はできませんが、90-90-90目標からPrEPHIV/エイズ対策と薬物使用まで話題は多岐にわたりました。

しかも、その中で社会的な対応の重要性を強調し、AIDS文化フォーラムの継続力をほめたたえ、さらには今年11月に予定されている第31日本エイズ学会学術集会・総会と東京エイズ・ウィークス2017の宣伝も怠りなく行うという有意義かつ配慮の行き届いたセッションでした。

というわけで、客席のメンバーがかなり濃かったこともありまして、おじさんは今年のフォーラムのテーマ通り、しっかりと「リアルトーク」に出会ってしまったので、息を抜くこともできなかったよ、ホンマに・・・。

引き続いて行われた閉会式でも、第31日本エイズ学会学術集会・総会と東京エイズ・ウィークス2017の告知の機会が与えられました。皆さん、どうもありがとうございます。参考までに公式サイトもご紹介しておきましょう。 

aids31.ptokyo.org

 

aidsweeks.tokyo