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国際反ホモフォビア・トランスフォビア・バイフォビアの日に際し、国連合同エイズ計画(UNAIDS)が差別ゼロを要請

 こういう切り出し方をすると、たちまち顰蹙を買いそうですが、アイダホというと中高年のおじさん層の中には、ついつい条件反射的に「ポテト」を連想してしまう人が多いのではないかと思います。一般論に解消するのではなく、私自身がそうであることを認めなければなりません。

 5月17日がIDAHOの日だということを知ったのはつい2、3年前のことでした・・・と思っていたら、今年はIDAHOTになっていました。え、アイダホット?

 国際反ホモフォビア・トランスフォビア・バイフォビアの日です。

 国連合同エイズ計画(UNAIDS)は5月17日、『HIVへの対応がレズビアン、ゲイ、バイセクシャルトランスジェンダーインターセックス(LGBTI)の人びとを含むすべての人に行き届かない限り差別ゼロと2030年のエイズ流行終結というUNAIDSのビジョンが実現することはない』とするプレス声明を発表しました。重要な指摘です。1日遅れとなりましたが、日本語仮訳を紹介します。

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 www.unaids.org

国際反ホモフォビア・トランスフォビア・バイフォビアの日に際し、国連合同エイズ計画(UNAIDS)が差別ゼロを要請

 

ジュネーブ2017.5.17  HIVへの対応がレズビアン、ゲイ、バイセクシャルトランスジェンダーインターセックス(LGBTI)の人びとを含むすべての人に行き届かない限り差別ゼロと2030年のエイズ流行終結というUNAIDSのビジョンが実現することはない。UNAIDSはこう認識している。

 毎年5月17日は、世界が性とジェンダーの多様性を称える国際反ホモフォビア・トランスフォビア・バイフォビアの日(IDAHOT)である。今年はファミリーズ(注:家族の複数形)がテーマとなっており、LGBTIの人びとの健康と福祉に関する家族の役割、およびLGBTI家族の権利の尊重に焦点が当てられている。

 「多数の若いゲイおよびトランスジェンダーの人びとが家族から拒絶され、路上で生活し、あらゆるかたちの差別や暴力にさらされています」とUNAIDSのミシェル・シディベ事務局長は語る。「それでは健康で生産的な社会を作ることはできません。包容力と共感力を高める必要があります。欠かすことのできない保健サービスや社会保障へのアクセスを含めた支援のネットワークを適切なかたちで確保しなければなりません」

 ゲイ男性など男性とセックスをする男性のHIV感染の可能性は他の男性より24倍、トランスジェンダーの人たちは49倍も高い。しかし、多くの保健医療機関で、LGBTIの人たちが差別されることなく質の高い保健サービスを受けることは困難になっている。このことがHIVに感染しやすい状態を生みだし、感染した場合の治療、ケアを受けにくくしているのだ。

 国際人権法のもとで、各国には保健医療および働く場における差別解消に取り組む法的な義務がある。UNAIDSは2016年、保健医療機関における差別ゼロに向けて取り組むべき課題を発表し、すべての関係者が協力して、誰もがどこでも差別されることなく医療を受けられる世界を実現することを目指している。

 UNAIDSは多様性を尊重し、差別をなくすことを求めている。LGBTIの人びとが直面しているスティグマと差別に終止符を打たない限り、エイズ終結することはない。

 

 

On the International Day against Homophobia, Transphobia and Biphobia, UNAIDS calls for zero discrimination

 

GENEVA, 17 May 2017—UNAIDS’ vision of zero discrimination and ending AIDS by 2030 will only become a reality if the response to HIV reaches everyone, including lesbian, gay, bisexual, transgender and intersex (LGBTI) people.

 

The International Day against Homophobia, Transphobia and Biphobia (IDAHOT), a worldwide celebration of sexual and gender diversity, is commemorated annually on 17 May. This year’s theme is families, focusing on the role of families in the well-being of LGBTI people and respect of the rights of LGBTI families.

 

“Many young gay and transgender people are rejected by their families, living on the streets, facing all types of discrimination and violence,” said the Executive Director of UNAIDS, Michel Sidibé. “This is not the path to healthy and productive societies. We must encourage inclusion and compassion and ensure that networks of support are in place, including access to essential health and social services.”

 

Gay men and other men who have sex with men are 24 times more likely to acquire HIV than other men and transgender people are 49 times more likely. However, in many health-care settings, LGBTI people find it difficult to access quality health services free from discrimination, making them more vulnerable to HIV and less likely to access treatment and care.

 

Under international human rights law, countries have a legal obligation to address discrimination in health and in the workplace. In 2016, UNAIDS launched an Agenda for Zero Discrimination in Health-Care Settings, which brings together all stakeholders for joint efforts towards a world where everyone, everywhere, is able to receive the health care they need with no discrimination.

 

UNAIDS is calling for respect for diversity and zero discrimination. To end AIDS it is essential to end the stigma and discrimination faced by LGBTI people.