ネイルにレッドリボン・スペシャルイベント訪問記 エイズと社会ウェブ版253

 西神田といえば故郷・錦町に近く、大手町からも地下鉄ひと駅(神保町駅下車)。水道橋にある公益財団法人エイズ予防財団のオフィスからだと歩いて5分。少年時代を過ごしたのはもう半世紀以上前だから、町はずいぶん変わったような、昔の雰囲気をいまも残しているような・・・。
 11月4日(金)午後、その懐かしくもまた、ほろ苦い(おじさんも苦労したのよ、何かと)町の一画にある東京デザイナー学院(TDG)西神田校舎を訪れました。

 

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 正面玄関を入ってすぐ右に港区のサンスター本社から、何と!地下鉄で運んできたという巨大なレッドリボンオブジェ。11月3日からスタートした「ネイルにレッドリボン」キャンペーンのキックオフとなるスペシャルイベントがTDGの1st展(11月3、4日)の中で実施されていました。

 1st展の今年のテーマは「Change」。学生さんたちはHIV/エイズについて教えてもらいに上野のシェア=国際保健協力市民の会を訪れ、そこでキャンペーンを知って、自分たちもできることがあると行動を起こしたそうです。
 素晴らしい。それ自体が、まさしくChangeです。HIV/エイズ対策のキーワードの一つは行動変容、つまりChangeだし、そのためには社会が変わること、変わる動きを生み出すことが必要になってきます。
 刷り上がったばかりの「デザイン学生のためのリアルライフマガジン CLUE」創刊号の巻頭特集も《学生と「エイズ」》。リーフレットはA4だけど蛇腹形式なので、受け取った時の印象が軽快で、ちょっとうきうき。デザイン侮り難し。この発信力には、いやあ、なんというか、涙が出てきそうですね。
 とはいえ、おじさん層の面子というものもあるので、ここは感心ばかりもしていられません(相変わらず、困った性格だね)。Changeは重要だけど、いったん始めたら続けることも大切。つまり、Sustainable Changeといいますか・・・と一応、もっともらしいことを言いながら、左手薬指の指先にレッドリボンを描いていただきました。
 ネイルにレッドリボン体験は今回で2回目。前回は3年前だったか、京都で親指に紫色のラメ入りレッドリボンでした。
 今回はもう少しシンプル・・・にしてもらいましたが、やっぱり目立つなあ。2度目ともなればこの際、全部の指に描いてもらい、腹のすわったところを見せたかったのですが、根が小心なもので、あしからず。

 

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 こちらはスタッフの皆さんと記念撮影。中指じゃなく、薬指に描いてもらってよかった。え、指先がよく見えない? アップにするとこんな感じです。

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 なぜか、指先は突き指だらけ。働けど、働けど・・・(え、そういうことは聞いてない? こりゃまた失礼いたしました)。