平尾誠二さんの親族がコメントを発表


 今月20日に亡くなった元ラグビー日本代表平尾誠二さんの親族が25日、日本ラグビーフットボール協会を通じて「平尾誠二を応援してくださった皆さまへ」と題した文書を発表しました。「昨年秋から胆管細胞がんを患い、、闘ってまいりましたが、残念ながら回復することは叶わず、最期は家族に見守られて、静かに息を引き取りました」と書かれています。平尾さんのご冥福をお祈りするとともに、サンスポの公式サイトに掲載された親族のコメント全文を当ブログでも再掲します。

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平尾誠二を応援してくださった皆さまへ

 平尾誠二は10月20日午前7時16分に天国というフィールドに旅立ちました。
 昨年の秋から胆管細胞がんを患い、闘ってまいりましたが、残念ながら回復することは叶わず、最期は家族に見守られて、静かに息を引き取りました。10月23日に、私たち家族による密葬を済ませました。平尾の死を惜しむ皆さまの声は本人に届いていたものと思います。この場を借りて御礼申し上げます。
 平尾は体調を崩してからもずっと、GMを務めていた神戸製鋼ラグビー部の成長と、日本ラグビー界の発展を気にかけており、時には現役時代同様の鋭い眼差しで、熱くラグビーを語ることもありました。ラグビーワールドカップ2019日本大会の成功と日本代表の勝利は平尾の夢でした。見届けることができず、本人はさぞや無念だったことと存じます。
 平尾誠二は皆さまに支えられて、最期まで幸せな人生を送ることができました。長きにわたり、平尾誠二を応援していただいたことに改めて感謝申し上げます。本当にありがとうございました。心より御礼申し上げます。残された私どもも深い悲しみの中におります。静かに見守って頂ける様お願い申し上げます。
    2016年10月25日
        親族一同