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AIDS2018はアムステルダム 国際エイズ会議も二巡目の時代 エイズと社会ウェブ版246

エイズと社会 国際感染症関係論

 エイズ予防財団の派遣事業助成を受け、第21回国際エイズ会議(AIDS2016、南アフリカ・ダーバン)に参加されたお二人の方の報告書がAPI-Net(エイズ予防情報ネット)に掲載されています。さすがに南アフリカまでは遠かったのか、今回は日本からの参加者があまり多くなかったようですね。
 最近は会議に直接、参加していなくてもインターネットでかなり情報を入手することができます。また、あまりに会議が大きすぎて参加者が会議のすべてを把握できるわけでもありません。それでも参加した人それぞれのバックグラウンドと関心を反映し、現場の雰囲気も伝えてくれる報告は基調です。具体的な内容は直接、API-Netのサイトでご覧下さい。
 
 次回(第22回、AIDS2018)は2018年7月22日から27日まで、オランダのアムステルダムで開かれるそうです。こちらは、なんともう公式サイトも開設されています。

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 手回しがいいですね・・・と思い、ネットで調べたら国際エイズ学会(IAS)がAIDS2018のアムステルダム開催を発表したのは2014年の12月でした。ロゴマークは募集中で・・・おっと締切りは2016年10月1日ですか。あと1カ月もありませんね。気が付くのが遅れてすいません。
 アムステルダムは1992年に第8回国際エイズ会議が開かれた都市でもあります。ダーバン同様2度目の開催ということになります。
 1992年の会議はもともと米国のボストンで開かれる予定でしたが、米国政府がHIV陽性者の渡航規制を撤廃しなかったことから、ハーバード大学エイズ研究所のジョナサン・マン博士率いる会議組織委員会がぎりぎりになって開催都市をアムステルダムに変更した経緯があります。組織委は米国政府に規制撤廃を求めていたのですが、それがかなわなかったため、開催都市変更という荒技で筋を通しました。米国は以来、2012年の第19回(ワシントンDC)まで、国際エイズ会議を国内で開けなくなってしまったことはご存じの方も多いのではないかと思います。

 ダーバン、アムステルダムとリターン開催が続くと、エイズ国際会議も二巡目の時代に入った感じです。そういえば2012年のワシントンDCも、1987年の第3回会議に続く二度目の開催でした。

 つっかい棒がとれたといいますか。こうなると第10回会議の開催都市・横浜あたりにも「そろそろ、もう一回いかがですか」みたいな話がくるかなあ・・・。国内で誰か引き受けてくれる人がいるのなら、魅力的なお話ですが、自分が準備に加わるのは遠慮したいですね(2005年の第7回アジア太平洋地域エイズ国際会議ではもう、本当にくたくたになりました)。