なんと、ニュージーランドに勝った! リオ五輪男子7人制ラグビー初戦

 ニュージーランドというと、どうしても1995年の第3回ラグビーW杯南ア大会で、日本代表がオールブラックスに 17 - 145 と大敗を喫した記憶がよみがえってきます。あの試合で日本国内のラグビー人気も急落してしまったという悪夢の敗戦です。
 そのニュージーランド代表に7人制とはいえ、日本が勝ちました。もうテレビでもがんがんやっているので、敢えて繰り返すまでもないのですが、ここはやっぱりブログにも書いておきたい。
 
 リオ五輪7人制ラグビー男子予選プールC組(日本時間8月10日未明)
  日本 17 - 15 ニュージーランド 

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 トライは両チーム2つずつでしたが、ニュージーランドゴールキックをひとつ外しているために2点差となりました。過ぎた最後の攻防では、何度もゴール前に迫る巨漢快足のNZ選手を必死に日本の選手たちが食い止め、しのぎきって勝利をつかみ取りました。立派です。昨年のW杯でまさかの勝利を飾った南ア戦に匹敵する快挙ですね。
 ただし、7人制は各チームが1日のうちに複数の試合を戦います。ジャパンは勝利の喜びにひたる間もなく、次の英国戦に臨みました。その結果ももう皆さんご存じでしょうが。


 日本 19 - 21 英国

 

 残念。この試合もコンバージョンのゴールキック1本の成否が明暗を分けました。
 とはいえ、初日終了時点で日本代表は予選Cリーグ1勝1敗。2日目の本日(というか明日未明というか)ケニアとの対戦があり、その結果次第で準々決勝に勧めるか、9~12位決定戦に回るかが決まります。
 準々決勝に進めるのは予選プールA~C組の上位2チームずつ(つまり計6チーム)+各プール3位のうちの成績のいい2チームです。日本がニュージーランドに勝つという大サプライズがあったため、順位がどうなるか予測がなかなか難しいですね。
 日本がケニアに勝てば準々決勝進出。引き分けでも可能性は残ります。負けた場合も他チームおよび他の予選プールの結果次第では、可能性が残るかもしれません。
 ケニアは今大会、英国に31-7、ニュージーランドに28-5で敗れています。つまり、各チームの対戦成績から判断すれば、日本優位ということになりますが、そう簡単にはいきません。ケニアはどちらかというと好不調の波が大きいチームなので、一度スイッチがはいってしまうとどんどん波に乗ってくる可能性があります。日本としては(1)試合開始直後の入りの部分に集中して、先に攻めていけるような展開に持ち込む、(2)それができずに先制点を取られた場合でも、あわてずに反則をしないで試合のリズムをつくり後半の勝負にかける・・・という二段構えの想定で粘り腰を発揮していけば、自ずとベスト8進出が見えてくると思います。
 今夜も熱帯夜かな。熱くなりますよ、これは。