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【鎌倉海びより】121 明るいニュースで商売繁盛


 夕方はずいぶん明るい時間が長くなりましたが、寒さはますます厳しくなっていますね。ここが試練の猛寒波、2016年は明るく、厳しく・・・いかにもその場しのぎ。昨日(19日)のSANKEI EXPRESS紙に掲載された連載コラム【鎌倉海びより】です。


【鎌倉海びより】121 明るいニュースで商売繁盛
 http://www.sankeibiz.jp/express/news/160119/exg1601191000001-n1.htm

 成人の日が過ぎたとたん、鎌倉にも本格的な冬が襲ってきた。寒いね。暖冬模様だった分、ことさら寒さが身にしみる。
 ただし、今年は正月三が日に続き、週末に成人の日の月曜日(11日)を加えた3連休も好天に恵まれた。むしろ、この幸運に感謝しよう。とりわけ連休中日の10日の日曜日は暖かく、すっかり春気分。
 鎌倉駅に近い本覚寺の境内は「本えびす」の参拝客でにぎわった。「商売繁盛、家内安全、お祈り申し上げます」の掛け声に太鼓の音がドドンとかぶさり、福娘から参拝客へと福笹(ふくざさ)が手渡される=写真。 

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 本覚寺は1436(永享8)年創建の日蓮宗のお寺だが、境内には鎌倉江ノ島七福神の「えびす様」を祀(まつ)る夷堂がある。もともとは源頼朝鎌倉幕府を開いた当時、幕府の裏鬼門を守るため、えびす様がこの地に祀られたのだという。
 境内はいまも、正月三が日は初えびす、そして1月10日は本えびすの参拝客でにぎわう。えびす様というと、七福神の中では釣り竿(ざお)と鯛を手にしたお姿で登場し、とりわけ海との関係が深そうだ。
 そういえば、10日未明の開門から、走って「えべっさん」の福男の座を競う兵庫県西宮市の西宮神社も海の近くでしたね。
 本覚寺では10日、福娘による餅つきも行われ、境内にはびっしりと人が集まった。あまり離れていないので、鶴岡八幡宮で遅めの初詣をしたあと、本覚寺に回る人も少なくない。海に近く、参拝客との距離も近い。これが本えびすの魅力だろうか。
 若い頃は、新聞記者が「商売繁盛」のお祈りをすると事件が次々に起きてしまうぞ!と先輩からよく言われた。でも、ニュースは暗いものばかりじゃないとも思う。今年こそ明るいニュースで商売繁盛といきたいですね。