日本代表3勝の快挙!ラグビーW杯


  日本代表 28 - 18 アメリカ代表

 日本代表は2015年ラグビーW杯を3勝1敗で終えました。前半終了時点で17-8。正直言って、後半はもう少し点差が開くのではないかと予想していたのですが、そううまくはいきませんね。アメリカ代表もこの一戦にかけてきたことがうかがえる堂々とした戦いぶりでした。そのアメリカに勝ちきることができた。日本代表にとっては、その意味で、実力が本物であることを示す貴重な3勝目でもありました。
 
 ラグビーW杯の歴史で3勝をあげて決勝ラウンド(ベスト8)進出を果たせなかったチームは今回の日本代表が初めてだそうです。惜しかった。もうひと息、残念だ。でも、素晴らしい。末端のファンとしては改めてそう思います。十分に、いや十分以上に存在感を発揮しました。

 そもそも大会前に、目標としていたベスト8進出の可能性を本気で信じていたファンはどれくらいいたのでしょうか。正直に言って、私などは何とか1勝、あわよくばサモアとアメリカに勝って2勝、そうなれば大成功だと思っていました。南ア戦の勝利など夢のまた夢・・・。信じられません。未だにほっぺたをつねってみるほどです。いてて・・・。

 今大会は3勝したから、ホームで戦う2019年W杯はさらに上を・・・。その期待は当然、出てきますが、W杯はどのチームも最高の状態に仕上げて大会に臨んできます。その中でも波に乗るチーム、乗りきれないチームが出てきます。今大会で言えば、ホームのイングランドが一次ラウンドで敗退し、地元の新聞は「この世の終わり」と大見出しで報じたそうです。楽には勝たせてもらえません。日本代表にとって、最後のアメリカ代表戦は、改めてそのことを実感させる試合でもありました。その試合を勝ちきることができた。この経験もまた貴重です。

 貴重な3勝目をあげて、エディ・ジャパンは終わります。日本代表は2019W杯日本大会に向けて新たな指導者のもとで新たな一歩を踏み出すことになります。今回の活躍でラグビーのはまっちゃったという人も多いでしょうね。これは非常に心強い。嬉しい。せっかく盛り上がった国内のラグビー人気を一過性のバブル現象に終わらせてしまわないよう、ファン歴だけはいたずらに長いおじさん層にも、何かできそうな気がしてきたぞ。