究極のサプライズ 日本34 – 32 南アフリカ

  時計は間もなく午前3時になろうとしています。

 信じられない。日本が南アフリカに勝ちました。ラグビーW杯イングランド大会。 

 

  日本34 – 32 南アフリカ

 

 すごい。何がすごいといって80分間、全部すごかったのですが、最後の最後、逆転トライで勝利をつかみました。引き分けには目もくれず、最後の最後まで勝利にこだわった。その闘う姿勢が素晴らしい。ああ、狙えばいいのになどと一瞬でも思ったおじさんははずかしいよ。

 

 FB五郎丸選手のキックの調子から言えば、ゴール前のPKで32 – 32の引き分けに持ち込むこともできた。それで勝点2を獲得するのも予選の戦い方としては悪くない。

 

 でも、ジャパンは勝ちにこだわった。最後の最後まで善戦して、それでも一歩及ばず。そんないつものシナリオか。それでもいい。よくやった・・・と、半ばそんな気持ちでテレビの画面を見つめた。

 

 ところが何と、FWが健闘し、最後はBKでトライ。W杯でいままで1勝しかできなかったチームが、貴重な2勝目を世界の強豪、南アフリカからもぎとった。おそらくは今大会で、そしてその後も長く、語り続けられるサプライズになるだろう。

 

 こうなると目標としていたW杯ベスト8も夢でも何もなくなりました。いやあ、胸が熱くなったね。でも、選手の皆さん、大会はまだまだこれからです。一戦一戦が歴史になります。全勝で予選通過を目指し、気を緩めずに闘って下さい。