秋ですね。我ながら俳句は向かないとつくづく思いますが、ついつい・・・。通勤の通り道にある和田塚にも石段の両側に萩が可憐な花を咲かせていました。傘を差しながらちょっと一枚。
和田塚には、鎌倉時代の豪族、和田一族の戦没之地とする碑があります。小さな児童公園程度の広さですが、巨木が生い茂り、四季折々の花も楽しめる貴重な空間です。『かまくら子ども風土記』で調べたら、実は戦没の地というわけでもなさそうでした。でも、そういう言い伝えがしっくりとくる雰囲気ではあります。観光地ですといったアピール性はまったくなく、住宅地に静かにとけ込んでいるところがかえって好感度アップにつながるといいますか。
雨のしずくをその葉に受けて・・・。おっと踏切がカンカンとなり出しました。映画『海街diary』にも登場した江ノ電の無人駅『和田塚』に急ぐ。
雨のホームに電車が入ってきます。明日は台風直撃。被害が出ないことを和田塚の萩に祈って、さあ仕事だ。