前の日に茅ヶ崎沖でサメが確認されたということで、鎌倉の海水浴場は15日（土）の朝から遊泳禁止となりました。由比ヶ浜海水浴場の砂浜にも、ご覧のように赤い旗・・・。
ではありましたが、なにせお盆休みのまっただ中。海水浴客の人出も例年、ピークを迎える時期です。しかも、日差しは強く、風はさわやかという絶好の海水浴日和。
とても人の流れは止められません。茅ヶ崎は遊泳禁止でしたが、江ノ島と逗子の海水浴場は遊泳注意（つまり、海には入れる）。前の日に早々と遊泳禁止を決めてしまった鎌倉市はサメに過剰反応しすぎたか・・・。
むずかしいところですね。地元の人に聞くと「2キロぐらい沖に出れば、そもそもハンマーヘッド（シュモクザメ）が泳いでいることは珍しくない」という話ですが・・・。リスクへの対処の仕方に一貫性のないおじさんとしては、サメと聞いただけで一気にびびってしまったことも告白しなければなるまい。でも、沖でウィンドサーフィンを楽しむ人もこんなにいるけど・・・。
県警はヘリを飛ばして上空から海の様子を確認したそうですが、鎌倉沖にサメの姿はなく、ライフガードの方も膝ぐらいまでならしょうがないかなということで、自ら海の中に入って、これ以上はダメというラインを示す現実的対応。せっかく海水浴を楽しみにしてお盆の休日に繰り出した皆さんの心情もくみ取り、好判断だったのではないかと思います。
午後3時15分、鎌倉市は終日遊泳禁止の方針を転換して、遊泳注意に切り替えました。安全確認には地元のマリンスポーツ関係者もかなり協力されたようです。これも好判断でしょう。
キッズ＆ファミリービーチにはクラゲ防止ネットも張られていました。明日の日曜日もおそらくは遊泳注意。事故がないよう安全重視は忘れずに、あ、それから熱中症にも気を付けて、楽しい休日を過ごして下さい。
