【鎌倉海びより】109 台風余波 残念! 花火大会は中止

 今年の夏は台風でカレンダーができるかもしれません。浜の盆踊り? ああ、あれは台風12号の頃だったかな・・・。いまは台風13号がそれていって、東京は相変わらずひどい暑さですが、鎌倉に戻ってくると夜が2、3日前より心なしか涼しい。花火の中止もずいぶん昔の話のようになってしまいましたが、8月4日(火)のSANKEI EXPRESSに掲載された連載コラム【鎌倉海びより】です。

【鎌倉海びより】109 台風余波 残念! 花火大会は中止
http://www.sankeibiz.jp/express/news/150804/exg1508041100002-n1.htm

 海からの風のおかげで鎌倉はやや涼しくはあるが、それでも暑い。海水浴場の砂浜も焼けたフライパンのようだ。とても裸足では歩けません。

 今年は梅雨明け→夏休み→即海水浴シーズンという展開で、海の日を含めた3連休の真ん中、7月19日の日曜日には夕方から滑川河口の材木座側で浜の盆踊り大会が開かれた。次から次へと台風が接近して波は高かったものの、砂浜は夕風が涼しい。炭坑節からご当地の材木座音頭まで、たくさんの人が踊りの輪に加わった=写真。

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 こういう地元感あふれるイベントに海水浴で関東一円から集まった皆さんも加わっていけば、この1、2年、指摘されている砂浜の殺伐とした雰囲気もおのずと消えていくのではないか。市役所や海の家関係者、ライフガードの皆さんの安心、安全への努力との相乗効果を期待したい。

取材をかねてということで時折、砂浜に散歩に出る印象では、去年や一昨年とはだいぶ変わってきたように感じる。

 盆踊りに続き、7月23日には第67回鎌倉花火大会が予定されていたが、こちらは残念ながら1日前に早々と開催中止が決定してしまった。鎌倉駅でJRから江ノ電に乗り換えようとしたら「明日の花火大会は中止です」というアナウンス…。えっ? と耳を疑ったが、鎌倉市の観光サイトによると「高波の影響により、打ち上げ設備の配備ができないため、当日の天候に関わらず、中止」を決定したという。

 翌23日は午前中こそ雨だったものの、夕方には青空が広がり、残念感がいや増しに増す。だが、のろのろ台風12号は依然、北上中で、湘南の波も確かに高かった。今年は冬からずっと乱調気味のお天気が続いている。安全優先ということで花火は来年の楽しみに残しておこう。