Tシャツで「AIDS is NOT OVER」 エイズと社会ウェブ版182

TOP-HAT News第80号をHATプロジェクトのブログに掲載しました。
http://asajp.at.webry.info/201505/article_1.html


    ◆◇◆ 目次 ◇◆◇◆

1 はじめに Tシャツで「AIDS is NOT OVER」

2 世界エイズデー啓発キャンペーンのテーマを考えよう

3 HIV/エイズ啓発公共広告「黙っていないで、エイズについて話そう!」

4 コミュニティセンターaktaの存続を求め、署名提出

      ◇◆◇◆◇◆

 ちょっと、さわりだけ。パレードで盛り上がった皆さんには水を差すようで恐縮ですが、こんなくだりもあります。

《性的マイノリティに対する社会的な理解が大きく広がろうとしているのに、HIV/エイズに対する関心は逆に薄れつつある。そのような傾向がかりにあるとしたら、かつてサンフランシスコクロニクル紙の記者だったランディ・シュルツが『そしてエイズは蔓延した』というベストセラーの冒頭部で華やかに描写した1980年代初頭のニューヨークやサンフランシスコのように、男性と性行為をする男性(MSM)の間でHIVの性感染が広がっていった状況とやや似通った雰囲気が、現在の東京に生まれつつあるのではないか・・・。そんな危惧も少し感じます》

 もちろん、そんなことはないでしょうということで、フォローはしています。だったら最初から書かなければいいのにという気がしないこともありませんが、相当、ひがみっぽい人が書いたんでしょうね、おそらく。誰だかしらないけど、想像はつきます・・・。胸に手を当ててよ~く考えてみよう。

《ただし、現在の世界には、35年に及ぶHIV/エイズの困難な流行と闘ってきた経験の蓄積があります。東京もまた、その苦しくもまた輝かしい蓄積の一翼を担ってきた都市であり、MSMのコミュニティ内部で自らHIV感染の拡大を抑える努力を続けてきた功績はエイズ対策史上、特筆すべき成果をあげています。時計の針が逆に戻るようなことはないでしょう》