AIDS IS NOT OVER~まだ終わっていない~ エイズと社会ウェブ版163

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 12月1日は世界エイズデーです。1988年1月にロンドンで開かれたエイズ対策世界保健大臣会議で制定が決まり、その年の12月が第1回のエイズデーとなりました。

 なぜ、12月1日だったかというと、過去に特定の何かが起きた記念日というわけではなく、世界の保健大臣が集まって決めたことだから年内にスタートしなければならないが、準備にはそれなりの時間がかかる。なるべく年の後半にしたい。とはいえ、ホリデーシーズンンでみんなが休暇に入ったらインパクトは弱まるし・・・といった事情で、12月1日に落ち着いたようです。

 何だかな決定プロセスではありますが、国際的には最も注目を集めることに成功した記念日と評価されるほど世界に浸透しました。それだけエイズの流行が国際社会に与えたインパクトは大きかったということでしょう。

 もちろん過去形ではなく、現在進行形で世界は大きな影響を受けているのですが、事態が深刻であっても、だんだん慣れっこになってくると、余り関心を示さなくなってしまう。世の中、そういうものなのかもしれませんね。でも、そういうもんでもないだろうと踏ん張っている人もいます。世界エイズデーがそうした人たちの支えになり、勇気づけにもなればという思いも込めて・・・。

 今年の世界エイズデーの国内啓発キャンペーンのテーマは《AIDS IS NOT OVER~まだ終わっていない~》です。
 http://www.ca-aids.jp/theme/