4351 【鎌倉海びより】86 最後から二番目の夕暮れ

 

 明日は10月上旬並みの涼しさになるとか。ちょっと季節がずれてしまいましたが、夏の名残りをもう少し。 

【鎌倉海びより】86 最後から二番目の夕暮れ
http://www.sankeibiz.jp/express/news/140916/exg1409160800001-n1.htm

 すでに鎌倉の海水浴場が閉じてから2週間が経過している。今年はデング熱の国内感染が話題になったせいか、早めに長袖を着る人が多かったような気もするが、気温もぐっと下がった。9月にこれほど残暑が厳しくない年も珍しいのではないか。

 季節外れを承知でもう一度、海水浴場の話題を取り上げたい。最後から二番目の…と書くと、鎌倉市観光推進課の長倉和平課長と敏腕TVプロデューサー、吉野千明さんの激しくもまた他愛のないバトルを思い出しそうですね。こちらは鎌倉の海水浴場の今年最後から二番目の夕暮れ=写真。

 

 滑川河口東岸の砂浜では海水浴シーズン最終日の前日の8月30日夕、第2回市民のための浜の盆踊り大会が開かれた。やぐらが立てられ、そこから放射線状に色とりどりのちょうちんが飾られる。懐かしいですね。鎌倉仏教会のお坊さんたちによる読経と海水浴場関係者らの焼香、和太鼓演奏などが続けられ、次第に夕闇が迫ってきた。

 午後はあいにくの曇り空だったのだが、その雲も夕風に吹き流され、はぁ~♪と最初の一曲『東京音頭』が砂浜に流れる頃には、どういうわけか海の上空の夕空にさえざえと月が輝いていた。三日月と上弦の月のちょうど中間ぐらいだろうか。

 9月2日には由比ガ浜、材木座、腰越3海水浴場で監視業務にあたったライフガードの皆さんのフェイスブックに「大きな事故、トラブル無く終える事が出来ました。この場を借りて御礼申し上げます」という挨拶が掲載された。お疲れ様でした。こちらこそ、お礼を申し上げたい。

 7月1日から62日間の鎌倉の海水浴場利用客数は92万7200人だったそうで、昨年の1割減。晴天日の1日あたりでは逆に昨年の2割増だというから天候の影響が大きかったのだろう。