HIV/エイズ情報も充実していました。何とか存続してほしいですね。
（解説）IRIN（ International Regional Information Networks、国際地域情報ネットワーク）は国連人道問題調整事務所（OCHA）が運営する独立の報道部門です。OCHAが必要な資金を全額、負担し、しかも、報道の内容についてはいっさい口を出さないといううらやましい存在でしたが、その前途ににわかに暗雲が垂れ込めてきました。今年末まではOCHAが資金の面倒を見るが、年が明けてからの予算措置はされていませんということで、新たな資金確保ができなければ、年明け早々、突然閉鎖という事態にもなりかねないからです。何とかこの試練を乗り越えていく必要があるということで、IRINのサイトには「IRINの将来はどうなるのか」という告知が掲載されました。
OCHAが資金を打ち切ってしまうのはどうしてなのか。不勉強なため背景がよく分かりません。金は出すけど、口は出さん。世のため、人のため、大いに健筆をふるってくれたまえ・・・というような具合にはなかなかいきませんね。どなたか背景を説明して戴ける方がいらしたら、よろしくお願いします。
IRINはどうなるのか？
http://www.irinnews.org/report/99883/what-future-for-irin
ナイロビ、2014年4月4日(IRIN) - 親愛なる読者の皆さん:
IRINの今後に関する議論については、すでにご存じかもしれませんね。最近では米国の読者からの提言がこのサイトにも投稿されています。何が進行中なのかを明確にしておくために、この機会に経緯を報告しておきます。
国連人道問題調整事務所 (OCHA) はIRINについて、年内の必要な資金負担の用意があることを明らかにしていますが、来年1月1日からの予算については手当てをしていません。1995年の発足以来、IRINを主催してきたOCHAの勧めにより、私たちは現在、自主的な人道に関するニュースと解説の情報提供機関として独立する準備を進めています。
私たちは、180億ドル規模の人道分野が抱える問題の複雑さをより適切に伝えることができるようにすべく、新たな構想の具体化をはかっています。最近の調査結果に基づき、迅速、適切、責任ある対応ができる組織への再編をすすめているところです。
こうした改革は、IRINが12月31日に突然、閉鎖されてしまうことがないようにするための移行計画の基調となるものであり、新たな資金とパートナーも確保していく必要があります。この点は現在 OCHAによって検討が進められています。
私たちはIRIN再建に大きな期待を持って取り組んでいます。しかし、残された時間はわずかであり、資金確保をめぐる環境は極めて厳しいといわざるを得ません。努力を惜しむものではありませんが、成功できるという保証もまたないのです。
ビクトリア湖岸の悲劇に関し、私たちが毎日、faxで情報を発信していた当時を振り返れば、事態は大きく変わっています。しかい、緊急事態、とりわけ国際的な主流メディアがしばしば見過ごしてしまう地域における緊急事態について、持続的に報道を続けていこうとする私たちの姿勢は変わっていません。
マーク・ビダー
IRIN代表代行兼編集局長
What future for IRIN?
NAIROBI, 4 April 2014 (IRIN) - Dear reader:
You may have seen some public discussion recently about IRIN’s future, arising most recently from this online petition, an independent initiative launched by a US-based reader last week. In the interest of clarity we are taking this opportunity to let you know ourselves what is happening.
The UN Office for the Coordination of Humanitarian Affairs (OCHA) has taken measures to ensure we are fully resourced this year but beyond 31 December there are no budgetary provisions. With the encouragement of OCHA, which has hosted IRIN since our inception in 1995, we are now taking steps to spin off as an autonomous humanitarian news and analysis service.
In our envisaged new incarnation we believe we will be even better placed to address the complexities of the $18 billion-a-year humanitarian industry. Informed by your responses to recent surveys we are already restructuring our organization to be more nimble, relevant and responsive.
This evolution is the keynote of a transition business plan that also sets out the potential funding and partnership structure of the new IRIN, as well as the support needed to prevent an abrupt shutdown on 31 December. It is currently being studied by OCHA management.
We are excited by the idea of a re-launched IRIN; however, time is short, and the funding climate challenging, and while we are investing every effort in this endeavour there are no guarantees that we can succeed.
Much has changed since the days when we were sending out daily faxes on the Great Lakes crisis. What has not changed is our commitment to sustained coverage of emergencies, especially in parts of the world often overlooked by the international mainstream media.
Mark Bidder
Acting Chief and Head of Operations
IRIN
