4233 『RENT』全キャストオーディション 公演は2015年秋の予定 エイズと社会ウエブ版128


 エイズの時代のNYの若者群像を描いたミュージカル『RENT』が2015年秋、東京・日比谷のシアタークリエなどで再演されるようです。東宝のウエブサイトに本日、全キャストオーディションのお知らせが掲載されています。
 
http://www.toho.co.jp/

 そうか。2年後の秋の公演の準備はもう、今から始まるんですね。オリジナル演出家マイケル・グライフによる最新バージョンの《『RENT』の世界を体現できる圧倒的な才能に出会うべく》ということで、全キャストをオーディションで決めるそうです。東宝も力が入っていますね。オーディショの応募締め切りは1月末ですね。なんというか、エイズ対策関係者としても昨年の『RENT』の上演には大いに元気づけられた記憶があるので楽しみです。ショービズの世界のこうした動きは大いに活用させていただき、できれば相乗効果も期待したい・・・などとも勝手に考えたりして。

 『RENT』はひと言で説明すると、プッチーニのオペラ『ラ・ボエーム』の舞台を20世紀末のNYに移したミュージカルです。ま、ひと言で説明しちゃうと、あまりに大まかすぎてその魅力が伝えきれませんが、まだ見たことがない人は、映画版のDVDも出ているようなので、機会があるようでしたらお勧めします。参考までに2007年12月に映画版『RENT』と『ヘドウィック・アンド・アングリーインチ』の2本立て早稲田松竹で見たときの感想です。
 
http://miyatak.iza.ne.jp/blog/entry/414803/

 ついでに昨年10月、シアタークリエの『RENT』公演初日の感想もよかったらお読みください。
 
http://miyatak.iza.ne.jp/blog/entry/2912334/

 この際だから、ニューヨークでRENTが登場した頃のことを書いたエイズと社会19、20もご覧いただきましょう。

 エイズと社会19 レントが生まれた時代
 
http://miyatak.iza.ne.jp/blog/entry/580797/

 エイズと社会20 「死の病」のイメージを覆す
 
http://miyatak.iza.ne.jp/blog/entry/583088/

 おっと、話題がだんだん離れてきましたが、こうなると21も読んでみたくなるでしょう。え、ならない? そうですか・・・。