エイズ・感染症

HIV感染報告の減少傾向続く 東京都エイズ通信155号

メルマガ東京都エイズ通信の第155号(2020年7月29日)が配信されました。今年1月1日から7月26日までの東京の新規HIV感染者・エイズ患者報告数は以下の通りです。 ************************************* ● 令和2年1月1…

【安心して感染したい】に共感広がる

テレビや新聞でも取り上げられているようなので、ご存じの方も多いと思いますが、新潟県見附市の公式Face Bookに7月15日付けで【安心して感染したい】という5コマ漫画の投稿があり、シェアやいいね!が相次いでいます。かく言う私も、いいねと思い、早速シェ…

新型コロナ対策としての臨時ベーシックインカム UNDP報告

国連開発計画(UNDP)から『UNDP報告:臨時ベーシックインカムの導入 で世界の最貧層を保護すれば、コロナ感染者の急増を抑えられる可能性』というプレスリリースを送っていただきました。UNDP駐日代表事務所の公式サイトにも日本語訳が掲載されています。 ww…

aktaセンター長が交代 

新宿二丁目のコミュニティセンターaktaの新しいセンター長に7月1日、木南拓也さんが就任しました。前センター長の荒木順/ジャンジさんは引き続き、スタッフとしてとどまるということです。 aktaの公式サイトには、センター長交代のお知らせと二人の挨拶が掲…

弱音は吐くまい・・・ 東京都エイズ通信第154号

メルマガ東京都エイズ通信の第154号(2020年6月26日)が配信されました。今年1月1日から6月21日までの東京の新規HIV感染者・エイズ患者報告数は以下の通りです。 ************************************* 令和2年1月1日…

連帯のディスタンス TOP-HAT News第141号

コロナウイルス感染症COVID-19対策として、Social Distancing(社会的距離、人と人との間隔を開けること)が強調されています。COVID-19の原因となるウイルス(SARS-COV-2)の場合、2メートルの間隔があれば飛沫感染を防げる。だったら、緊急措置として人に…

HIV感染の報告は減り、エイズ患者報告は増加、その意味は・・・

メルマガ東京都エイズ通信の第153号(2020年5月27日)が配信されました。今年1月1日から5月24日までの東京の新規HIV感染者・エイズ患者報告数は以下の通りです。昨年同時期と比べると合計報告数はほぼ2割の減少です。 ******************…

『COVID-19の流行の中でHIVコミュニティワーカーは対策の不可欠な担い手』続き

国連合同エイズ計画(UNAIDS)のプレス声明『COVID-19の流行の中でHIVコミュニティワーカーは対策の不可欠な担い手』は5月19日付の当ブログでも紹介しましたが、コミュニティセンターaktaの協力を得て、新たに日本語PDF版を作成しました。API-Net(エイズ予…

COVID-19の流行の中でHIVコミュニティワーカーは対策の不可欠な担い手 UNAIDSプレス声明

国連合同エイズ計画(UNAIDS)の公式サイトにコミュニティ主導の保健医療サービスの提供を充実させるよう各国に求めるプレス声明が掲載されました。途上国のHIV/エイズ対策を支えてきたコミュニティ・ヘルスワーカーの存在を認め、その活動をより充実させる…

AIDS2020最終日にバーチャルCOVID-19会議

新型コロナウイルス感染症COVID-19の流行の影響を受け、バーチャル形式の変則開催となった第23回国際エイズ会議(AIDS2020)の最終日(7月10日)に国際エイズ学会(IAS)がバーチャルCOVID-19会議を開催することになりました。転んでもただでは起きないとい…

数字では表せない力 TOP-HAT News第140号

緊急事態宣言は期間が延長されることになりそうです。ある程度、覚悟していたとはいえ、長期戦になります。解除に向けた判断の基準は数字です。感染の報告がどこまで減少していくか。 自粛の呼びかけに応え、日本全国の皆さんが大いに健闘していることは、報…

「COVID-19アウトブレークで、LGBTIの人びとへの非難と迫害が拡大」 UNAIDSとMPactが強い懸念  

新型コロナウイルス感染症COVID-19の感染が世界に拡大する中で、国連合同エイズ計画(UNAIDS)と『ゲイ男性の健康と権利のためのMPact世界行動(MPact)』は4月27日、共同でプレスリリースを発表しました。LGBTI(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トラ…

新規HIV感染者・エイズ患者 報告数大きく減少・・・

この・・・が何と言いますか。 メルマガ東京都エイズ通信の第152号(2020年4月27日発行)が配信されました。今年1月1日から4月19日までの新規HIV感染者・エイズ患者報告数は以下の通りです。 ******************************…

ゴジラのような、まっくろくろすけのような・・・

私の乏しい経験ではありますが、新興感染症の流行が広がりつつあるときには、恐怖や不安も大きく広がります。 それを過剰であるとはあえて言いません。 だって、自分自身を振り返ってみても、恐怖はいつもあったし、不安も大きかった。でも、それを認めるこ…

会話2~3往復で1接触

新型コロナウイルス感染症に関する専門家有志の会のメンバーである西浦博教授(北海道大学)は緊急対策として『社会全体で、人と人との接触を8割減らすこと』を求めています。 では、どうすればその8割削減になるの? 西浦先生の呼びかけには応えたいと思う…

体調が悪くなったら

コロナ専門家有志の会のメッセージ拡散協力です。丸写しだけど、乗りかかった舟ですね。 『新型コロナの3つの心得「#うちで過ごそう」「#感染時に備えよう」「#戦う相手は人ではなくウイルス」のうち、「#感染時に備えよう」について解説いたします』 『…

コロナ対策専門家の発信回路がなぜか増えてきました

昨日のクラスター対策専門家に続き、本日は『新型コロナウイルス感染症に関する専門家有志の会』というツィターのアカウントも登場しました。少々、混乱するかもしれませんが、いままで説明が足りないという批判があったので、言うべきことは言おうという機…

危機感のオーバーシュートも怖い

新型コロナクラスター対策専門家のツィターで、東北大学の押谷仁教授が『皆様に伝えたいメッセージ』を発信しています。「たくさんの方々に読んでいただけたら」ということなので、ツィターほどの発信力はありませんが、当ブログでも紹介しておきましょう。 …

ツィター発信開始 新型コロナ・クラスター対策班

厚労省の新型コロナウイルス感染症対策本部のクラスター対策班がツィターによる発信を開始しました。 twitter.com 『大切な人に会えない、会いづらい今の状況を変えるためにはたくさんの方の協力が必要です。そのために情報発信が必要と考えました』 その意…

アウトブレークにどう対応するか TOP-HAT News 第139号

この時期だからこそ、辛抱強く、そして極端に走らず、ということで、TOP-HAT News 第139号(2020年3月)は恐怖と不安に対する流行にあえて言及しています。 《新興感染症の流行に伴う恐怖と不安に対しては、1981年以降のHIV/エイズ対策の蓄積からも多くの教…

「プライドハウス東京 2020」も延期に

東京・新宿に4月中旬、開設される予定だった『プライドハウス東京 2020』がオープン延期となりました。プライドハウス東京の公式サイトにお知らせが掲載されています。 pridehouse.jp 《現時点では、「プライドハウス東京 2020」の具体的な開催時期はお伝え…

さすがに「濃厚接触」減少か

東京都エイズ通信第151号(2020年3月27日発行)が配信されました。今年に入って3月22日までの都内の新規HIV感染者・エイズ患者報告数は以下の通りです。 ************************************* ● 令和2年1月1日から令…

新型コロナウイルス : 西浦教授からの「お願い」について もっともだと思いつつ、なお

政府の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議で、座長の指名を受けて流行の動向分析と対策の検討をされている北海道大学の西浦博教授が全国の保健医療従事者に向け「助けてください」というメッセージを送っています。 そのメッセージを寄稿として掲載した…

《恐怖と不安の流行にどう対応するか》 ぷれいすコラム

ぷれいす東京の生島さんから、新型コロナウイルスでコラムを書きませんかとお誘いを受け、テーマの重大性にもめげず、軽い気持ちでお引き受けしたら、なんと【緊急企画】として破格の扱いを受けることになりました。 時期が時期だけに・・・ということなんで…

『COVID-19: 各国は危機対応策の乱用で人権を抑圧してはならない』 国連専門家グループ

新型コロナウイルス感染症COVID-19の流行について、国連の人権専門家グループが『各国は危機対応策の乱用で人権を抑圧してはならない』と求めています。国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)の公式サイトに3月16日付でニュースとして紹介されているので、その…

『コロナウイルス:最前線で人権を尊重し、対策の中心に据える必要がある』 国連人権高等弁務官

新型コロナウイルスCOVID-19対策について、ミチェル・バチェレ国連人権高等弁務官が3月6日、各国政府に向けて「最前線で人権を尊重し、対策の中心に据える必要がある」とするコメントを発表しました。国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)そのプレスリリースの…

東京都の新型コロナウイルス感染症対策サイトが分かりやすい

新型コロナウイルス感染症COVID2019の感染報告が相次いでいる中で、データがよく分からなくなってしまうのですが、東京都の新型コロナウイルス感染症対策サイトには、『都内の最新動向』として非常に分かりやすい図が掲載されています。 stopcovid19.metro.t…

『HIVワクチンの大規模臨床試験中止を発表』 TOP-HAT News第138号(2020年2月号) 

世の中は新型コロナウイルス感染症COVID-19の流行拡大に対する不安が募り、他のことには関心が向かなくなっている感じですね。ただし、社会の関心が向かないからといって、他の数々の疾病がCOVID-19に遠慮して発症を控えておこうかなどと考えるわけではあり…

HIV感染報告減少の背景は・・・

メルマガ東京都エイズ通信第150号が発行されました。今年に入って2月16日まで約1カ月半の東京都への新規HIV感染者、エイズ患者報告数は以下の通りです。 ************************************* ● 令和2年1月1日から令…

『容易ではないが可能性はある』 COVID-19封じ込めについて(中島教授のFBから)

新型コロナウイルス感染症COVID-19の流行について、実地疫学の専門家である大東文化大学の中島一敏教授が、厚労省の発表など現時点で得られる情報をもとに国内の状況と今後の対策の可能性について、ご自身のブログで分析を行っています。非常に勉強になり、…