エイズ・感染症

国が控訴断念 ハンセン病家族訴訟

熊本地裁で原告勝訴の判決が出ていたハンセン病家族訴訟で、被告である国が9日、控訴を断念することを明らかにしました。 報道によると、安倍晋三首相が同日朝、記者団に「筆舌に尽くしがたい経験をされたご家族のご苦労をこれ以上長引かせるわけにはいかな…

7月9日(火)開催 フォーラム《HIVとオリンピック・パラリンピック》 よろしく  

2週間か3週間くらい前にも、このブログでお知らせしましたが、たぶんもう忘れてしまっているでしょうね。再掲になって恐縮ですが、もう一度。エイズ &ソサエティ研究会議(JASA)の第128回フォーラムを今週の火曜日に開きます。明後日です。 ◇ 第128回エイズ…

成果は大いに強調したい、ただし・・・TOP-HAT News第130号

世界のHIV/エイズ対策に関する国連事務総長の年次報告が6月の初めに公表されました。公衆衛生上の脅威としてのエイズ流行を2030年に実現するために、いま対策はどこまで進んでいるかを総会に報告するのが目的です。当面はその目標達成の前提となる高速対応タ…

ハンセン病家族訴訟 原告勝訴 国は控訴の断念を 

すでにニュースで大きく報じられていますが、ハンセン病の元患者の家族500人余りが国家賠償を求めて起こした集団訴訟で、熊本地裁は本日(6月28日)、国に3億7000万円余りの賠償を命じる判決を言い渡しました。 こちらは毎日新聞の記事ですね。 『ハンセン病…

報告は昨年同時期と同数に メルマガ東京都エイズ通信第142号(2019年6月)

メルマガ東京都エイズ通信の第142号(2019年6月)が発行されました。6月18日までの新規HIV感染者・エイズ患者報告数は、昨年同時期とほぼ同じです。 配信登録はこちらで。 https://www.mag2.com/m/0001002629.html ◇ ● 平成31年1月1日から令和元年6月18日ま…

在庫不足で多数の子供が治療を開始できず パキスタンでHIV感染アウトブレーク(続き)

パキスタンのHIV感染アウトブレークに関する追加情報です。世界保健機関(WHO)も公式サイトで6月13日付け現地報告を掲載しています。 www.emro.who.int 6月2日までの集計でアウトブレークの現場であるシンド州では2万6041人がHIVスクリーニング検査を受け、…

《HIVとオリンピック・パラリンピック》 第128回エイズ &ソサエティ研究会議フォーラムのお知らせ

ちょっとさぼり気味で間隔があいてしまいましたが、私が事務局長をおおせつかっております特定非営利活動法人エイズ &ソサエティ研究会議(JASA)の第128回フォーラムを開催します。テーマは《HIVとオリンピック・パラリンピック》です。 前回フォーラムは昨…

『10年間の進歩を経て、エイズ終結の野心的目標に向け対応の再活性化を』 国連事務総長報告2019

2016年6月の『エイズ終結に関する国連総会ハイレベル会合』で国連全加盟国が一致して採択した政治宣言に基づき、国連事務総長は毎年、宣言に盛り込まれた約束(コミットメント)の履行進捗状況を報告書にして、総会に提出しています。その2019年版が6月3日に…

グローバルファンドに5年間で10億円の寄付 タケダイニシアティブ2

武田薬品工業(武田薬品)は6月3日、世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)に対し、2020年から5年間で10億円を拠出することを発表しました。『武田薬品がグローバルファンドの増資への拠出を民間企業として初めて表明』という見出しのニ…

『各国における医薬品その他の医療用品の地元生産促進に関する国際機関共通声明』

保健分野に関係する6つの国連機関・国際機関が、低・中所得国(LMICs)による医薬品や医療用品の国内生産促進について声明を連名で発表しました。国連合同エイズ計画(UNAIDS)の公式サイトに掲載されたプレス声明の日本語仮訳を作成したので紹介しておきま…

必要な情報を分かりやすく TOP-HAT News 第129号

T as P 予防としての治療 U=U 検出限界値以下なら感染しない Living Together 私たちはもう一緒に生きている 同じようなメッセージを伝えているように見えますが、同じではない部分もあります。逆にいえば、同じでない部分もあるということは、メッセージと…

「UPDATE! エイズ治療のこと HIV検査のこと」6月1、2日にFM放送

エフエム東京の番組担当の方からコミュニティアクションのサイトに以下のご連絡をいただきました。 TOKYO FMをはじめとした全国38局ネット番組「秋元才加とJOYのWeekly Japan」(政府広報番組)で6月1日、2日に「UPDATE! エイズ治療のこと HIV検査のこと」を…

報告の横ばい傾向続く 東京都エイズ通信141号(2019年5月)

メルマガ東京都エイズ通信の第141号(2019年5月)が発行されました。5月27日までの新規HIV感染者・エイズ患者報告数は、前年同時期と比較するとわずかに上回っています。しかし、その差はHIV感染者報告数で4件、エイズ患者報告数で2件ですから、依然として横…

2020年東京五輪を控え、UNAIDSとプライドハウス東京がパートナーシップ協定 エイズと社会ウェブ版390

来年のオリンピック・パラリンピック東京開催を控え、国連合同エイズ計画(UNAIDS)とプライドハウス東京がパートナーシップ協定を結び、反ホモフォビア・トランスフォビア・バイフォビアの日(IDAHOT)の5月17日、スイスのジュネーブで基本合意文書(MOU)…

『結核に影響を受けている人のための権利宣言』を発表

結核に影響を受けた人(People Affected by Tuberculosis)は、結核を発症して治療を受けている人に加え、過去に結核治療を受け、回復した人や、結核罹患者の家族など周囲の親しい人たちを指すのでしょうか。さまざまなかたちでの権利侵害が診断や治療へのア…

『差別的な法律を撤廃し、人びとを差別から守る法律の制定を』 UNAIDSが各国に要請

5月17日の国際反ホモフォビア・トランスフォビア・バイフォビアの日(IDAHOT)を前にUNAIDSがプレス声明を発表しました。14日に発表したLGBTIウェブ調査のプレスリリースとも重なる内容です。 もう少しさかのぼれば、3月1日の差別ゼロデーにスタートしたキャ…

第3回野口英世アフリカ賞 ムエンベ=タムフム、オマスワ両博士に

アフリカにおける感染症などの疾病対策に大きく貢献した人を表彰する野口英世アフリカ賞の第3回受賞者が内閣府から発表されました。以下のお二人です。【医学研究分野】ジャン=ジャック・ムエンベ=タムフム博士(コンゴ民主共和国)【医療活動分野】 フラ…

『増資は他人(ひと)のためならず』 TOP-HAT News第128号(2019年4月)

平成のカウントダウンも1時間を切りました。あと何分すると令和に移行するかというレベルになったので、掲載を急がないと・・・。TOP-HAT News第128号は平成最後の発行です。『増資は他人(ひと)のためならず』の増資とは世界エイズ・結核・マラリア対策基…

手掛かりは歩道橋 謎の関係者を追え

・・・って別に追う必要はないんですが、コミュニティセンターaktaのサイトにもLiving Togetherフロートの写真が掲載されました。たくさんありますね。 akta.jp ただし、一連の写真をつぶさに見ていくと、少なくとも一人、気配を消し、姿が写っていない謎の…

空に虹 地上も虹の 大梯団 Living Together 随行記

東京レインボープライド2019のパレードが4月28日(日)午後、東京の渋谷・原宿の目抜き通りをカラフルに行進しました。主催者発表によると、今年は41梯団1万915人が参加し、TRP史上初めて1万人を超える大行進となりました。 HIV/エイズをテーマにした『Lving…

やっぱり横ばい傾向かなあ・・・ 東京都エイズ通信第140号

メルマガ東京都エイズ通信の第140号(2019年4月)が発行されました。先月末の段階では前年同時期との比較で、HIV感染者・エイズ患者報告数の合計が減少から増加へと転じていましたが、4月21日現在の集計でも引き続き、前年より増えています。しかし、増加幅…

『HIVサイエンス新時代』とは・・・

第33回日本エイズ学会学術集会・総会の公式サイトに松下修三会長(熊本大学ヒトレトロウイルス学共同研究センター)の主催者挨拶が掲載されました。 http://www.c-linkage.co.jp/aids33/ 『第33回日本エイズ学会は、早期診断と治療開始を柱とする全員治療を…

『薬物使用者:いまも取り残されている人たち』 UNAIDS

国連合同エイズ計画(UNAIDS)公式サイトのUPDATE欄には、折にふれ最新データによるグラフが紹介されています。今回は薬物使用者の間での新規HIV感染件数の年次推移。世界全体の新規感染はこのところ減少傾向にある中で、注射薬物使用者の間での感染は逆に増…

HIV/エイズ対策からみた平成の30年 TOP-HAT News第127号

平成の最後を飾る都内の桜は、新元号の発表よりも早く満開となったものの、本日はまた、恐るべき寒さでしたね。金曜日の夜桜見物に繰り出した方は、どうか風邪をひかないように暖かくして、ま、速やかに近隣のお店で大小宴会のパート2に移行した方がよさそう…

小さいけれど、ちょっと気になる変化 東京都エイズ通信第139号

メルマガ東京都エイズ通信の第139号(2019年3月)が発行されました。毎月掲載されている最新の新規HIV感染者報告数とエイズ患者報告数を見ると、ちょっと異変が・・・。 先月まで減少傾向が続いていた新規HIV感染者報告が、今回は昨年同時期と比較して増加に…

『いまこそ動こう 法律から 差別をなくすために』

国連合同エイズ計画(UNAIDS)の差別ゼロデー2019キャンペーンについては、当ブログでも3月1日(差別ゼロデー当日)にプレスリリースを紹介しました。 miyatak.hatenablog.com その時に『鋭意、翻訳を進めています』と控えめにPRしていた啓発用キャンペーン…

フィリピンは他山の石なのか TOP-HAT News第126号(2019年2月)

2月最後の1日は冷たい雨でしたね。テレビは米朝首脳会談のニュースで持ちきりでした。そもそも何らかの合意が成立するなどということがあり得るのだろうかと疑っていたので、会談の結果については、当然なのではないかと思います。 ノーベル賞はないよね、い…

『差別的な法律を変えよう』 UNAIDS差別ゼロデー2019キャンペーン(追加あり)

(追加)キャンペーンのテーマは『差別的な法律を変えよう』と訳しましたが、どうも啓発冊子やポスターを見ると、しっくりきません。キャッチコピーが以下のように3段に分かれ、なおかつ3段目には取り消し線が引かれているからです。 ACT TO CHANGE LAWS THA…

『十分な蓋然性の説明』

現代性教育研究ジャーナルのNo95(2018年2月15日発行)にコラム『多様な性のゆくえ One side/No side』の22回目が掲載されました。こちらは表紙ですね。不肖・私のコラムは10ページに載せていただきました。 www.jase.faje.or.jp 《したがって、セクシャルハ…

『HIVのウイルス量と感染可能性 検出限界値未満なら感染はしない』 米3博士がU=U解説記事

『U=U』については当ブログでも何度か取り上げていますが、まだ日本では「何それ?」という人の方が圧倒的に多いのではないかと思います。多少の濃淡はあるものの、実はアメリカでもそうなのかもしれませんね。米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のRober…