エイズ・感染症

Undetectable = untransmittable(検出限界以下なら感染はしない) UNAIDSが説明書

国連合同エイズ計画(UNAIDS)が「Undetectable = untransmittable(検出限界以下なら感染はしない)」について、簡潔に説明したExplainer(説明書)を作成しました。公式サイトに掲載されています。日本でも昨年11月のエイズ学会ぐらいから『U=Uキャンペー…

The Amsterdam Affirmation: People, Politics, Power(アムステルダム宣言:人、政治、力)

第22回国際エイズ会議(AIDS2018)が7月23日から5日間、オランダのアムステルダムで開催されます。会議の公式サイトにはそれに先立ち、The Amsterdam Affirmation: People, Politics, Power(アムステルダム宣言:人、政治、力)という文書が公表され、賛同…

『注意喚起の難しさ』 One side / No side 15

メッセージをどう伝え、どう受け止めるのか。これはなかなか難しい問題です。立場によって正解が異なるのかもしれません。ただし、そうなると何が正解かという踏み込んだ認識が、それぞれの立場で、あるいは共通した了解事項として、問われてくるといった事…

『HIVワクチンの重要性』 TOP-HAT News第118号(2018年6月)

世界エイズデーのような知名度には欠けますが、5月18日はHIVワクチン啓発デーでした。もともとは、1997年に当時の米国大統領だったビル・クリントン氏が、メリーランド州ボルチモアのモーガン州立大学で卒業式に出席し「エイズの脅威を取り除くには有効なHIV…

あっと、放送時間が変わっていました

おじさんは世の中のIT化に何かとついていけず、反感すら持つこともしばしばあるのだけど、状況が変われば(IT関係だったら使い方さえ懇切丁寧に教えてもらえれば)、君子は豹変し、小人は手のひらを返すといいますか、言っていることががらっと変わります。…

ミニ動画もよろしく 東京都エイズ通信130号

メルマガ東京都エイズ通信の第130号(2018年6月号)が6月28日に発行されました。今年に入ってから6月24日までの新規HIV感染者・エイズ患者の報告数が掲載されています。archives.mag2.com ◇ 平成30年1月1日から平成30年6月24日までの感染者報告数(東京都) …

「はじめに」で綴るエイズ対策史 その10

TOP-HAT Forum(東京都HIV/AIDS談話室)は『HIV/エイズに関する知識と情報を幅広く伝え、エイズの流行について話し合う機会を増やすことを目的にしたHIV/エイズ総合情報サイト』です。東京都の委託を受け、特定非営利活動法人エイズ&ソサエティ研究会議(JAS…

♪星の流れに~ 『ペスト』の時代

100分de名著の追加です。 第1回放送を見終わりました。「不条理の作家」と言われるカミュ、並びにその作品『ペスト』がまず紹介され、その後、導入部に踏み込んでいきました。 ああ、そうなのかと位置づけを分かりやすく説明していただけたように思います。 …

今月はカミュの『ペスト』ですね 

NHKのEテレで毎週月曜日の夜に放送される100分de名著は、私にとって必見の番組というわけではありません(プロデューサーの方、ごめんなさい)。ただし、取り上げられるテキストによっては「これは見逃せないなあ」と思うことがたまにあります。6月はアルベ…

『エイズは(いまなお)政治的課題である』 TOP-HAT News第117号(2018年5月号)

国際エイズ学会(IAS)の年次書簡『AIDS IS (STILL) POLITICL エイズは(いまなお)政治的課題である』については4月2日の当ブログでも紹介しましたが、TOP-HAT Newsの第117号(2018年5月号)の発行に際し、改めて巻頭で取り上げました。 国際的なHIV/エイズ…

アジサイの季節にテーマを思う

今年はアジサイの開花が早いようですね。鎌倉の町を歩いていると、心弾む新緑からアジサイへと、季節も速やかに移っている印象です。 というわけでありまして、雨の日と木曜日には少し心も沈む。こんなときこそはるか12月のキャンペーンに思いをはせてみよう…

6月はHIV検査・相談月間 東京都エイズ通信129号

メルマガ東京都エイズ通信の第129号(2018年5月号)が5月29日に発行されました。今年に入ってから5月23日までの新規HIV感染者・エイズ患者の報告数が掲載されています。archives.mag2.com ◇ 平成30年1月1日から平成30年5月23日までの感染者報告数(東京都) …

『世界HIV予防連合が新規感染減少に向けた活動を加速』

昨年10月に発足した世界HIV予防連合の最初の成果報告書発表イベントが、世界保健総会開催中のスイス・ジュネーブで開かれました。国連合同エイズ計画(UNAIDS)の公式サイトに掲載されたプレスリリースの日本語仮訳です。 世界HIV予防連合については、昨年10…

レファレンスグループの参加者を募集 HIV Futures Japan

HIV陽性者の当事者参加型プロジェクト『HIV Futures Japan』がレファレンスグループのメンバーを募集しています。 参加要件は以下の通りです。 ・日本国内在住のHIV陽性者 ・E-mailでのコミュニケーションが可能であること ・会議出席に伴う日当・旅費の支払…

新規感染を防ぐためのHIVワクチン研究の拡大を UNAIDSプレス声明

5月17日はIDAHOTの日でしたが、翌18日はHIVワクチン啓発デーです。記念日が続き、国連合同エイズ計画(UNAIDS)は2日連続でプレス声明を発表しました。 HIVワクチンの開発はあまり期待できないから、抗レトロウイルス治療の普及で押し切っていこうといった主…

『誰も置き去りにしないためのパートナーシップを』 UNAIDSプレス声明

5月17日の『IDAHOT(国際反ホモフォビア・トランスフォビア・バイフォビアの日)』にあわせ、国連合同エイズ計画(UNAIDS)が16日付けでプレス声明を発表しました。その日本語仮訳です。 世界保健機関(WHO)が1990年5月17日に同性愛を国際疾病分類から外し…

コンドームというメッセージ媒体 Oneside/Noside 13

現代性教育研究ジャーナルの5月号に掲載された連載コラム One Side/No Sideの13回目です。7ページに掲載されていますので、お読みいただければ幸いです。 www.jase.faje.or.jp オリンピックの選手村で『なぜコンドームを配るのか』という前回のテーマの続編…

エイズ動向委員会の移行期を読む TOP-HAT News 第116号(2018年4月)

TOP-HAT Newsの第116号(2018年4月号)です。巻頭には厚労省のエイズ動向委員会を取り上げました。3月16日開催の委員会から、国立病院機構大阪医療センターの白阪琢磨エイズ先端医療研究部長が委員長になっています。 前任の岩本愛吉・日本医療開発機構戦略…

世界マラリアデーイベント報告

昨日(4月25日)は世界マラリアデーでした。どうして4月25日なのか。残念ながらよく知りません。ご存知の方はお教えください。 実はマラリアについてもあまり詳しく知っているわけではありません。エイズ・結核と並ぶ世界三大感染症なのに、これではいけない…

《なぜコンドームを配るのか》 One Side/No Side 12

現代性教育研究ジャーナルの4月号に掲載された連載コラム One Side/No Sideの12回目です。モハメド・アリは確か、ローマ五輪のボクシング・ライトヘビー級で金メダルを獲得した後、米国に戻り、どこかの飲食店で人種差別的な対応を受け、怒って川に金メダル…

「まずは知識」の重要性 TOP HAT News115号(2018年3月)

東京都の委託を受けてエイズ&ソサエティ研究会議が毎月発行しているTOP-HAT Newsの第115号です。内閣府の世論調査でHIV/エイズが取り上げられました。 治療の進歩を実際の感染予防につなげるにはどうしたらいいのか。HIV/エイズをめぐる社会的な差別や偏見…

『エイズ流行の終息をめざして―2030年までの国際目標達成に向けた科学・コミュニティ・政治の役割を探る―』

エイズ流行の終わりは夢ではない。 しかし、それは対策を倍増させて初めて達成できる。 ということで、公益財団法人 日本国際交流センター/グローバルファンド日本委員会と国際エイズ学会(IAS)が共催してシンポジウムが開かれます。 題して『エイズ流行の…

第一四半期は2割減? 東京都のHIV感染者・エイズ患者報告数

メルマガ東京都エイズ通信の第127号(2018年3月号)が3月30日に発行されました。今年に入ってから3月25日までの報告数が掲載されています。 archives.mag2.com ◇ 平成30年1月1日から平成30年3月25日までの感染者報告数(東京都) ※( )は昨年同時…

第23回国際エイズ会議(AIDS2020)は米西海岸のサンフランシスコとオークランドで開催

第22回国際エイズ会議(AIDS2018)は7月にオランダのアムステルダムで開かれますが、3月13日にはその2年後、つまり2020年の第23回国際エイズ会議(AIDS2020)の開催都市が発表されました。サンフランシスコとそのお隣のオークランドです。サンフアンシスコは…

TOP-HAT News 第114号(2018年2月)

東京都の委託を受けてエイズ&ソサエティ研究会議が毎月発行しているTOP-HAT Newsの第114号です。今回は1月に改正されたエイズ予防指針の紹介を中心にPrEPの話題などを加えました。グローバルファンドのピーター・サンズ次期事務局長は3月に就任予定ですが、…

セクハラ疑惑の影響か? ルイス・ロレスUNAIDS事務局次長が退任へ

国連合同エイズ計画(UNAIDS)のルイス・ロレス事務局次長(プログラム担当)が3月末で退任することになりました。UNAIDSの公式サイトにプレス発表が掲載されています。 www.unaids.org 3月末で任期満了となり、再任を求めないことをミシェル・シディベ事務…

第2回調査結果のサマリー(概要)を公表 「Futures Japan~HIV陽性者のためのウェブ調査~」

HIV陽性者の大規模なウェブアンケート調査「Futures Japan~HIV陽性者のためのウェブ調査~」の第2回調査結果のサマリー(概要)がウェブ上で公表されています。 Futures Japan HIV陽性者のためのウェブ調査 HIV陽性者への支援ニーズを把握するために『HIV陽…

TOP-HAT News 第113号(2018年1月)

毎月1回発行のTOP-HAT News 第113号です。 巻頭の「はじめに」は昨年11月に東京・中野で開かれた日本エイズ学会の報告です。少々、繰り返しの感がないこともないのですが、HI/エイズ分野の多様な論点が議論されたので、話題はつきません。今年は12月2日(日…

報告数は究極の横ばい 昨年の東京都HIV感染者・AIDS患者報告速報値

メルマガ東京都エイズ通信の第125号(2018年1月号)が1月31日に発行されました。 http://archives.mag2.com/0001002629/ 今年1月1日から28日までの感染者報告数(東京都)は以下のようになっています。 ◇ HIV感染者 15件 (18件) AIDS患者 3件 ( 7件) 合…

エイズ予防指針を改正

わが国のエイズ対策の基本となる『後天性免疫不全症候群に関する特定感染症予防指針』(エイズ予防指針)が改正されました。厚労省の公式サイトのHIV/エイズ予防対策のページに「施策紹介」として改正の概要と改正指針の全文(2018年1月18日付厚生労働大臣告…