エイズ・感染症

ロシアが2019年に抗レトロウイルス治療のカバー率75%達成を約束

ロシアの90-90-90ターゲット進捗状況を報じる国連合同エイズ計画(UNAIDS)のFeature Storyの日本語仮訳です。現状は81-45-75という推計です。キーポピュレーションに対する強権的な抑圧政策が続いてきたことを考えると、この推計もどこまで正確か怪しいもの…

『エイズの時代を生きる ボストンで出会った人たち』 日本記者クラブ会報から

毎月発行される日本記者クラブの会報には『書いた話 書かなかった話』という大型のコラム欄があります。大ベテランのジャーナリストが、第一線の敏腕記者だった当時の取材秘話を明らかにするという人気コーナーです。 その9月号に30年近く前のボストンでの経…

引っ越しました エイズ予防財団

公益財団法人エイズ予防財団の事務所が移転しました。 新住所:〒101-0064 東京都千代田区神田猿楽町2-7-1、TOHYUビル3階 JR水道橋駅東口徒歩6分 都営三田線・新宿線、メトロ半蔵門線神保町駅A5出口徒歩7分 前の事務所のすぐ近くです。電話・Fax番号は変わ…

戦後の経験生かし支援を 結核に関する記者ブリーフィング3

国内の結核対策で現在、大きな課題となっているのは、日本に滞在する外国人の患者(外国生まれの患者)の割合が増えていることです。記者ブリーフィングでは、横浜の港町診療所で外国人の診療を長く続けている沢田貴志所長が「日本における外国生まれの結核…

なぜ、いまハイレベル会合なのか 結核に関する記者ブリーフィング報告2

「結核に関する国連総会ハイレベル会合」に向けた記者ブリーフィング(8月30日、日本記者クラブ)報告の続きです。世界の首脳が集まり、いま結核をテーマに会合を開くことがどうして必要なのでしょうか。 結核は昔からある病気です。日本の場合、戦後の早い…

「結核に関する国連総会ハイレベル会合」に向けて記者ブリーフィング

ニューヨークの国連本部では9月26日(水)に「結核に関する国連総会ハイレベル会合」が開かれます。とはいえ、いったい何の会議?と思われる方もきっと多いでしょうね。実は私も重要な会議だということは承知しているのですが、その重要性の中身について突っ…

ぷれいす東京 ボランティア説明会

HIV/エイズとその関連分野で支援活動や啓発・予防活動に取り組んでいる特定非営利活動法人ぷれいす東京が9月1日(土)午後、ボランティア活動を希望する人のために説明会を開催します。 日時:2018年9月1日(土)14:00~16:00(受付は13:45開始) 会場:新宿…

《AIDS2018アムステルダム報告》 エイズ &ソサエティ研究会議第128回フォーラム

9月4日(火)夜、エイズ &ソサエティ研究会議(JASA)の第128回フォーラムを開催します。テーマは『AIDS2018アムステルダム報告』です。 日時:9月4日(火)午後7時~8時45分 場所:ねぎし内科診療所(東京都新宿区四谷三丁目9番地 光明堂ビル5階) 報告: …

『HIVと しごと』札幌フォーラム

8月25日(土)に札幌で開催されるフォーラムです。 『HIVと しごと』札幌フォーラム ~HIV陽性を伝えること、伝えないことの尊重~ 『7月13日に道内でHIV陽性を告知しなかったことを理由にHIVキャリアの男性が採用内定取り消しにあったことが報道で明るみに…

『UNDETECATABLE = UNTRANSMITTABLE(検出限界以下なら感染はしない)』日本語仮訳版

治療によるHIV感染の予防効果を踏まえ『UNDETECATABLE = UNTRANSMITTABLE(検出限界以下なら感染はしない)』というExplainer(説明書)を国連合同エイズ計画(UNAIDS)がまとめました。そのこと自体はすでに7月22日付け当ブログでお伝えしていますが、今回…

『HIV自己検査のマーケットが拡大』UNITAID-WHO報告

UNITAID(ユニットエイド)は、医薬品の購入などを通じて途上国の感染症対策を支援する国際機関です。 「エイズ・結核・マラリアという感染症で苦しむ途上国の人々のため、それらの国々の現状では手に入れることが困難な高品質の医薬品・診断技術の価格を下…

『第22回国際エイズ会議がアムステルダムで開幕』 UNAIDSサイトから

国連合同エイズ計画(UNAIDS)の公式サイトにも第22回国際エイズ会議開幕の記事が掲載されました。会議のテーマ『障壁を破り、橋を架けよう』については『HIV対策のプログラム策定にはキーポピュレーションへの配慮が十分なされていないというUNAIDSの最新報…

Undetectable = untransmittable(検出限界以下なら感染はしない) UNAIDSが説明書

国連合同エイズ計画(UNAIDS)が「Undetectable = untransmittable(検出限界以下なら感染はしない)」について、簡潔に説明したExplainer(説明書)を作成しました。公式サイトに掲載されています。日本でも昨年11月のエイズ学会ぐらいから『U=Uキャンペー…

The Amsterdam Affirmation: People, Politics, Power(アムステルダム宣言:人、政治、力)

第22回国際エイズ会議(AIDS2018)が7月23日から5日間、オランダのアムステルダムで開催されます。会議の公式サイトにはそれに先立ち、The Amsterdam Affirmation: People, Politics, Power(アムステルダム宣言:人、政治、力)という文書が公表され、賛同…

『注意喚起の難しさ』 One side / No side 15

メッセージをどう伝え、どう受け止めるのか。これはなかなか難しい問題です。立場によって正解が異なるのかもしれません。ただし、そうなると何が正解かという踏み込んだ認識が、それぞれの立場で、あるいは共通した了解事項として、問われてくるといった事…

『HIVワクチンの重要性』 TOP-HAT News第118号(2018年6月)

世界エイズデーのような知名度には欠けますが、5月18日はHIVワクチン啓発デーでした。もともとは、1997年に当時の米国大統領だったビル・クリントン氏が、メリーランド州ボルチモアのモーガン州立大学で卒業式に出席し「エイズの脅威を取り除くには有効なHIV…

あっと、放送時間が変わっていました

おじさんは世の中のIT化に何かとついていけず、反感すら持つこともしばしばあるのだけど、状況が変われば(IT関係だったら使い方さえ懇切丁寧に教えてもらえれば)、君子は豹変し、小人は手のひらを返すといいますか、言っていることががらっと変わります。…

ミニ動画もよろしく 東京都エイズ通信130号

メルマガ東京都エイズ通信の第130号(2018年6月号)が6月28日に発行されました。今年に入ってから6月24日までの新規HIV感染者・エイズ患者の報告数が掲載されています。archives.mag2.com ◇ 平成30年1月1日から平成30年6月24日までの感染者報告数(東京都) …

「はじめに」で綴るエイズ対策史 その10

TOP-HAT Forum(東京都HIV/AIDS談話室)は『HIV/エイズに関する知識と情報を幅広く伝え、エイズの流行について話し合う機会を増やすことを目的にしたHIV/エイズ総合情報サイト』です。東京都の委託を受け、特定非営利活動法人エイズ&ソサエティ研究会議(JAS…

♪星の流れに~ 『ペスト』の時代

100分de名著の追加です。 第1回放送を見終わりました。「不条理の作家」と言われるカミュ、並びにその作品『ペスト』がまず紹介され、その後、導入部に踏み込んでいきました。 ああ、そうなのかと位置づけを分かりやすく説明していただけたように思います。 …

今月はカミュの『ペスト』ですね 

NHKのEテレで毎週月曜日の夜に放送される100分de名著は、私にとって必見の番組というわけではありません(プロデューサーの方、ごめんなさい)。ただし、取り上げられるテキストによっては「これは見逃せないなあ」と思うことがたまにあります。6月はアルベ…

『エイズは(いまなお)政治的課題である』 TOP-HAT News第117号(2018年5月号)

国際エイズ学会(IAS)の年次書簡『AIDS IS (STILL) POLITICL エイズは(いまなお)政治的課題である』については4月2日の当ブログでも紹介しましたが、TOP-HAT Newsの第117号(2018年5月号)の発行に際し、改めて巻頭で取り上げました。 国際的なHIV/エイズ…

アジサイの季節にテーマを思う

今年はアジサイの開花が早いようですね。鎌倉の町を歩いていると、心弾む新緑からアジサイへと、季節も速やかに移っている印象です。 というわけでありまして、雨の日と木曜日には少し心も沈む。こんなときこそはるか12月のキャンペーンに思いをはせてみよう…

6月はHIV検査・相談月間 東京都エイズ通信129号

メルマガ東京都エイズ通信の第129号(2018年5月号)が5月29日に発行されました。今年に入ってから5月23日までの新規HIV感染者・エイズ患者の報告数が掲載されています。archives.mag2.com ◇ 平成30年1月1日から平成30年5月23日までの感染者報告数(東京都) …

『世界HIV予防連合が新規感染減少に向けた活動を加速』

昨年10月に発足した世界HIV予防連合の最初の成果報告書発表イベントが、世界保健総会開催中のスイス・ジュネーブで開かれました。国連合同エイズ計画(UNAIDS)の公式サイトに掲載されたプレスリリースの日本語仮訳です。 世界HIV予防連合については、昨年10…

レファレンスグループの参加者を募集 HIV Futures Japan

HIV陽性者の当事者参加型プロジェクト『HIV Futures Japan』がレファレンスグループのメンバーを募集しています。 参加要件は以下の通りです。 ・日本国内在住のHIV陽性者 ・E-mailでのコミュニケーションが可能であること ・会議出席に伴う日当・旅費の支払…

新規感染を防ぐためのHIVワクチン研究の拡大を UNAIDSプレス声明

5月17日はIDAHOTの日でしたが、翌18日はHIVワクチン啓発デーです。記念日が続き、国連合同エイズ計画(UNAIDS)は2日連続でプレス声明を発表しました。 HIVワクチンの開発はあまり期待できないから、抗レトロウイルス治療の普及で押し切っていこうといった主…

『誰も置き去りにしないためのパートナーシップを』 UNAIDSプレス声明

5月17日の『IDAHOT(国際反ホモフォビア・トランスフォビア・バイフォビアの日)』にあわせ、国連合同エイズ計画(UNAIDS)が16日付けでプレス声明を発表しました。その日本語仮訳です。 世界保健機関(WHO)が1990年5月17日に同性愛を国際疾病分類から外し…

コンドームというメッセージ媒体 Oneside/Noside 13

現代性教育研究ジャーナルの5月号に掲載された連載コラム One Side/No Sideの13回目です。7ページに掲載されていますので、お読みいただければ幸いです。 www.jase.faje.or.jp オリンピックの選手村で『なぜコンドームを配るのか』という前回のテーマの続編…

エイズ動向委員会の移行期を読む TOP-HAT News 第116号(2018年4月)

TOP-HAT Newsの第116号(2018年4月号)です。巻頭には厚労省のエイズ動向委員会を取り上げました。3月16日開催の委員会から、国立病院機構大阪医療センターの白阪琢磨エイズ先端医療研究部長が委員長になっています。 前任の岩本愛吉・日本医療開発機構戦略…