『国連活動が優先すべきもの』 エイズと社会ウェブ版293

当然のことだとは思いますが、今年の国連総会は安全保障に焦点が当てられています。もちろん国際保健や新興感染症対策も広い意味での安全保障課題ではあるのですが、現時点で国際社会の主要な関心事項はもっと対象を限定した意味での安全保障課題です。 そう…

新たな高品質抗レトロウイルス治療が90以上の低・中所得国で、価格を値引きしてスタート

国連合同エイズ計画(UNAIDS)の公式サイトに掲載された2017年9月21日付プレスリリースの日本語仮訳です。リリースに名を連ねる関係機関が多く、鳴り物入りの雰囲気なので、大急ぎで日本語に訳しました。HATプロジェクトのブログにも掲載しましたが、例によ…

♪帰り道は遠かった~ モースと江の島

大森貝塚を発見したエドワード・モースの名前は確か、小学校の教科書にも載っていました。勉強が嫌いで、宿題を忘れてばかりいた私のようなダメガキでも、モースとヘボンの名前ぐらいは知っていた(と思います)。 そのモースが米国から初来日したのは1877年…

警戒すべき拡大の背景・ロシアのHIV流行 その3 エイズと社会ウェブ版292  

ぷれいす東京の生島さんから『東京都がおこなっているアジアの共同調査の会合で発表された、ロシアのトムスクからの報告』という資料を紹介していただきました。 たぶん、この会議でしょうね。うかつにも、見過ごしていましたが、東京都福祉保健局、「グッジ…

警戒すべき拡大の背景・ロシアのHIV流行 その2 エイズと社会ウェブ版291

1994年5月にロシアのモスクワで開かれた第4回東欧・中央アジア地域エイズ会議(EECAAC)の開会式で、国連合同エイズ計画(UNAIDS)のミシェル・シディベ事務局長が行ったスピーチ原稿の日本語仮訳をHATプロジェクトのブログに掲載しました。 http://asajp.at…

警戒すべき拡大の背景・ロシアのHIV流行 エイズと社会ウェッブ版290

ロシアでHIV陽性者の支援活動を続けているThe Russian AIDS Center Foundation(ロシア人エイズセンター財団)の紹介記事が9月15日付で国連合同エイズ計画(UNAIDS)の公式サイトに掲載されています。その日本語仮訳を作成し、HATプロジェクトのブログに載せ…

『性的マイノリティとトイレ』 エイズと社会ウェッブ版289

好評のうちに・・・かどうかはまったく分かりませんが、現代性教育研究ジャーナルの連載コラム One Side/No sideも6回目に到達しました。9月15日発行のNo78の後ろの方に控え目に載っています。妥当な扱いだと思います。及び腰ながらよく半年も続いたもんだ・…

世界はそれに立ち向かった グローバルファンド2017成果報告 エイズと社会ウェブ版288 

世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)が2017年の成果報告書を発表しました。2002年の設立から2016年まで15年間の推計では、グローバルファンドが支援するプログラムにより、低・中所得国で2200万人の生命が救われたということです。 fg…

砂浜に夏雲流れて、秋の空

雨が上がって夏が舞い戻ってきたような一日。涼しくなるのを待って海辺に出ると、夕空が見事でした。 由比ガ浜の海岸では海の家の撤退作業もほぼ終盤。このどことなく寂しさが漂う雰囲気は、秋だなあと改めて思います。 日が暮れても名残は惜しい。

スポーツを通じたHIV&AIDSの予防のツールキット紹介編

昨年の10月から12月にかけて、(つまり秋から冬にかけてなのになぜか)五月雨式に紹介したツールキットの日本語仮訳です。9回に分けて当ブログに掲載したので、見つけやすいようにURLを一括して紹介しておきます。 その前に・・・と早くも前置きで恐縮ですが…

マニラ首都圏のリーダーがHIV対策強化を約束

フィリピンのHIV流行の拡大に対応するためにマニラ首都圏の17市が対策に本腰を入れて取り組むことを約束したという国連合同エイズ計画(UNAIDS)のリリースです。 フィリピンでは過去6年でHIVの新規感染が140%も増えているということです。6年前の2.4倍とい…

危機に直面する日々 「はじめに」で綴るエイズ対策史 その7

しばらくブランクがありましたが、「はじめに」で綴るエイズ対策史 その7 をTOP-HAT FORUMの資料室欄にアップしました。 http://www.tophat.jp/material/d7.html 2010年12月の第28号から2011年3月の第31号までの4本です。 ◎世界のHIV陽性者数は3330万人 UNAI…

カメレオンの教訓・・・ エイズと社会ウェブ版 287

イルファー釧路代表、宮城島先生のブログ『代表徒然草』に『NO TIME TO LOSE』の書評第2弾が掲載されています。 イルファー釧路:カメレオンのように生き抜く - livedoor Blog(ブログ) アフリカの長老のエピソードが紹介されています。なぜ、カメレオンなの…

《90-90-90ターゲットとHIV郵送検査の課題》

エイズ&ソサエティ研究会議(JASA)の第126回フォーラムのお知らせをHATプロジェクトのブログに掲載しました。 http://asajp.at.webry.info/ 拡散希望ということで、こちらにも再掲します。 エイズ &ソサエティ研究会議(JASA)第126回フォーラム《90-90-90…

『政治を抜きにした科学は影響力を持てず、科学を無視した政治には危険が伴う』 エイズと社会ウェブ版286

北海道釧路市で息の長いHIV/エイズ対策の講演・啓発活動を展開しているイルファー釧路の宮城島拓人代表(釧路労災病院副院長)が、公式サイトのブログ『代表徒然草』で、ピーター・ピオット著『NO TIME TO LOSE エボラとエイズと国際政治』(慶應義塾大学出…

「エイズ流行終結」と効果50%のワクチン エイズと社会ウェブ版285

世界のHIV/エイズ対策はいま、2020年の90-90-90ターゲット達成を当面の戦略目標にしています。 (1)HIVに感染している人の90%が検査を受けて自らの感染を知り、 (2)感染を知った人の90%が抗レトロウイルス治療を始め、 (3)さらにその90%は治療を継続し…

♪いまはもう秋、誰も・・・いますねえ、たくさん

午前中に雨があがって、海辺にも久しぶりに強い日が差してきました。海水浴シーズンが終わって最初の土曜日。 滑川の河口にかかる木橋。海の家の撤収工事に合わせ、夏限定のこの橋ももうすぐ取り外されてしまいます。ちょっと名残惜しいですね。 台風の影響…

文化の視点でエイズをとらえる TOP-HAT News 第108号(2017年8月)

涼しいというか、冷えますね。調子に乗って半ズボンで町を歩いていたら風邪をひいたかな。年寄りに鼻水・・・これじゃあ、しゃれにもならない。 今年の8月は恐るべき冷夏でした。第24回エイズ文化フォーラムin横浜の初日も初秋を思わせる涼しい1日だったけれ…

TOKYO AIDS Weeks2017 参加申し込み受付を9月15日(金)まで延長

11月25日(土)、26日(日)の2日間、東京都中野区の中野区産業振興センターで実施される東京エイズウィークスのイベントと展示について、参加申し込みの受付期間が9月15日(金)まで延長されました。 《TOKYO AIDS WEEKS 2017は、市民のHIV/AIDSへの関心を…

東京都エイズ通信第120号

メルマガ東京都エイズ通信第120号(2017年8月)が発行されました。 http://archives.mag2.com/0001002629/?l=nzj09bf662 今年1月2日から8月27日までの感染者報告数(東京都)が載っています。( )は昨年同時期の報告数です。 HIV感染者 247件 (233件) エ…

横ばい傾向続く エイズ動向委員会報告2016年確定値

厚生労働省のエイズ動向委員会が8月30日(水)に開かれました。これまでの年4回開催から年2回開催に代わり、今回は昨年(2016年)の新規HIV感染者・患者報告確定値と、今年上半期の報告数が明らかにされました。API-Netで概要と委員長コメントを見ることがで…

『検査サービスに関するWHO・UNAIDS共同声明:新たな機会と継続的な課題』   エイズと社会ウェブ版284

HIV検査について、世界保健機関(WHO)と国連合同エイズ計画(UNAIDS)が8月28日、共同で声明を発表しました。それぞれの公式サイトにプレスリリースが載っています。どちらも短いので、両方、訳しました。 90-90-90ターゲットの入り口ともいうべき最初の90…

花も人も夏の日差しに秋の風

少しだけまた涼しくなってきましたね。小町通の雑踏を抜けて少し足を延ばしました。 鎌倉有数の花の寺として知られる扇ヶ谷の海蔵寺です。山門の石段はもう・・・ 萩が生い茂っていますが、花はまだちらほら程度。いったん涼しくなった時期に開花はしたもの…

脆弱性とは何か サリム・アブドル・カリム博士講演会から エイズと社会ウェブ版283

南アフリカのエイズ研究センター長で、米国のコロンビア大学メイルマン公衆衛生大学院教授でもあるサリム・アブドル・カリム博士のセミナー(講演会)が8月23日夕、東京・築地の聖路加国際大学日野原ホールで開かれました。 博士には肩書がたくさんあり過ぎ…

『高速対応と人権』  エイズと社会ウェブ版282

国連合同エイズ計画(UNAIDS)の報告書『高速対応と人権』(Fast-Track and human rights)の日本語仮訳pdf版がAPI-Net(エイズ予防情報ネット)に掲載されました。 http://api-net.jfap.or.jp/ 《公衆衛生上の脅威としてのエイズ流行終結を目指し、国連総会…

これぞ、夏の夜の贅沢といいますか 

鎌倉文学館はかつて旧前田侯爵家の別邸だった洋館です。期間限定で夜もライトアップ公開中と聞き、夕暮れのお散歩に繰り出しました。 エントランスの長い坂道。写真の腕を差し引いてもなお幻想的ですね。三島由紀夫の小説『春の雪』の舞台になったことでも知…

♪過ぎた日の思い出は~ まだ間に合う 『モスキートウィーク2017 日本の夏。蚊と暮らす夏』(8月30日)

もう過ぎてしまいましたが、8月20日は「世界蚊の日」(World Mosquito Day)です。え、そうだったの・・・と、実はわたくしも昨日、知りました。 いたずらに年齢ばかり重ねてきても、世の中、知らないことばかりですね。 日本ではその前後の数日間を「モスキ…

百日紅つわものどもが夢のあと・・・ 

8月の日照時間が少なく、涼しい日が続いていたせいか、鎌倉駅に近い本覚寺の百日紅が今年はいま一つという感じだったのですが、ようやく見ごろになってきました。 かっと照り付ける太陽を跳ね返す。そんな強烈な紅色ではなく、今年はちょっと穏やかな印象・…

新学期を前に緊急メッセージ

前回の書き込みで『夏はうんざりするほど長いのに、もう終わりかなと思うとなぜか物悲しくもある。小学生の頃の記憶がまだ、皮膚のどこかに残っているせいでしょうか』と書きましたが、そんな遠い昔の懐かしくもある思い出が、懐かしいなどと言っていられな…

鎌倉に夏が戻って秋の七草

夏が戻ってきました。昨日あたりから海水浴場に向かう人の流れも少しにぎやかになっています。その流れに逆行して・・・。 鎌倉駅に近い大町の妙本寺です。参道を歩くと、束の間、原生林に分け入るような気分。ヒグラシの声が降り注いできます。 石段を上が…