どこであれ、健康の権利があいまいにされるところでは、HIVが広がる UNAIDSが新報告書

世界エイズデーを前にして、国連合同エイズ計画(UNAIDS)が新しい報告書を発表しました。そのプレスリリースの日本語仮訳です。 UNAIDSは毎年この時期に報告書を発表し、世界のどこかでそのお披露目の会合を開いています。プレスリリースを見ると、今年は南…

♪夜明けのコーヒー~  中野駅にもレッドリボン エイズと社会ウェブ版311

中野駅北口と駅前の中野サンモール商店街にレッドリボンのバナーが登場しました。こちらは駅の改札口の前。 シャッターが半分、降りています。いつもたくさんの人が行きかうステーションがしばしの休息にまどろむとき。状況から察するに18日の未明でしょうか…

効果50%ワクチンが示す『エイズ流行終結』の困難と希望・・・ エイズと社会ウェブ版310

米国政府のHIV/エイズ啓発サイトHIV.govに掲載されている記事をもう一つ取り上げます。11月8日付です。実はオリジナルは米国立衛生研究所(NIH)の10月9日付ニュースリリースということなので、元のニュースリリースを翻訳しました(同じものだけど)。 タイ…

「CAPRISA004 予防効果39%の背景」 エイズと社会ウェブ版309

現代性教育研究ジャーナルNo80に掲載された連載コラムOne side/No sideの第8回です。こちらでPDF版をご覧ください。 www.jase.faje.or.jp 例によって知ったかぶりをして書いていますが、CAPRISAが南アフリカ・エイズ研究センターの略称であることも最近にな…

『世界エイズデー2017の先を見据えて』 今年の米国のテーマは・・・

今年の世界エイズデーに向けた米国のテーマは、Increasing Impact Through Transparency, Accountability, and Partnerships(透明性と説明責任とパートナーシップで成果を上げる)です。米国の啓発サイトHIV gov.は11月1日、テーマの発表に合わせ、米大統領…

ラヴズ・ボディ エイズの時代の表現 再録(下) エイズと社会ウェブ版308 

7年前のラヴズ・ボディ報告はこれでひとまず終わりです。東京都写真美術館で開かれた作品展からスペシャルイベントが生まれたのはおそらく、張由紀夫/ハスラー・アキラとジャンジさんを含むアーティストたちのネットワークがあったからではないでしょうか。…

ラヴズ・ボディ エイズの時代の表現 再録(中) エイズと社会ウェブ版307 

◎言葉には尽くせない落差 ラヴズ・ボディ3 エイズと社会ウエブ版33 (2010.10.8) オーストラリア人以上にオーストラリア人らしくあれ。1943年にオーストラリアのノース・クイーンズランドで生まれたウイリアム・ヤンは、少年時代に母親からこう言われて育っ…

ラヴズ・ボディ エイズの時代の表現 再録(上) エイズと社会ウェブ版306 

11月5日夜に東京都港区のSHIBAURA HOUSEで開かれた「Living Together/STAND ALONE」は今回が2回目の開催になるということでした。では1回目は何時だったのかというと、東京都写真美術館で《ラヴズ・ボディ 性と生を巡る表現》開催中の2010年11月23日でした。…

こんな時こそ、そんな時 大阪エイズウィークス2017 エイズと社会ウェブ版305

「こんな時ナンやけど」と言い始めたら、いつだって「こんな時」です。最近は世の中、いろいろあり過ぎて、常に「ナンやけど」状態なんやけど・・・、そんなときでも大阪のおばちゃんはド迫力! おっと失礼、元気ですね。 大阪エイズウィークス(11.18~12.1…

UNAIDSキャンペーン 『My health, my right(私の健康、私の権利)』 エイズと社会ウェブ版304

国連合同エイズ計画(UNAIDS)が今年の世界エイズデー(12月1日)に向けた啓発キャンペーン『My health, my right(私の健康、私の権利)』の概要を発表しました。今年は『Right to Health(健康の権利)』を掲げ、すでに11月6日(月)からキャンペーンが展…

Alone が Together する夜 エイズと社会ウェブ版303

ライブパフォーマンスとHIV陽性者の手記朗読、そして医療の専門家を交えたトークショーと盛りだくさんの2時間でした。寒風吹きすさぶ晩秋の帰り道、JR田町駅に向かってとぼとぼとカナルに架かる橋を渡る間も、余熱がなかなか冷めない。何というのかなあ、熱…

「一緒に生きている」というメッセージ TOP-HAT News 第110号

時系列的に言うと、日本記者クラブの記者会見報告と順番が前後してしまいましたが、10月末発行のTOP-HAT News 第110号です。巻頭は第31回日本エイズ学会学術集会・総会とTOKYO AIDS WEEKS 2017の案内です。英語表記で恐縮ですが、それぞれのメッセージから気…

 エイズ学会・東京エイズウィークス記者会見報告(というか言い訳) エイズと社会ウェブ版302

第31回日本エイズ学会学術集会・総会の生島嗣会長(特定非営利活動法人ぷれいす東京代表)とTOKYO AIDS WEEKS2017(東京エイズウィークス)の事務局を担当する特定非営利活動法人日本HIV陽性者ネットワーク・ジャンププラス、高久陽介代表が11月1日(水)午…

『再起動 鎌倉市民の望む世界遺産』 満を持して11月29日(水)午後開催

鎌倉って、世界遺産はもうだめだったんでしょう。最近は、そんな冷ややかなお言葉を耳にすることがしばしばあります。いや、もう少し現実に近い言い方をすれば、そんな冷ややかなお言葉すら耳にする機会がめっきり減った印象です。 ああ、残念だなあ、これで…

減少を期待したい。でも、現状はまだ分岐点のままかなあ  

メルマガ「東京都エイズ通信」の第122号が発行されました。毎月発表されているHIV感染者・エイズ患者報告数の速報は以下の通りです。前の月と比べると増えたり、減ったりを繰り返しながら推移しているようですね。報告ベースとはいえ、こうした状態から推測…

大海に まだ見ぬ船を 浮かべつつ ちょっと違うか もの思う秋

台風一過の朝、というには少々、遅めですが・・・鎌倉上空は秋空に雲が輝いています(朝から輝いていたと思う、たぶん)。 海岸部に近い某集合住宅屋上より北方を望む。雲の下、低い山の向こうが北鎌倉でしょうか。まったく関係ないけれど、そういえば昔、雲…

再び台風接近中

昨日の午後は好転に誘われ、極楽寺のパン屋さんに食パンを買いにでかけました。地元では人気のお店なので、海岸沿いからもちょっと足を延ばして買いに来るお客さんが多いのでしょうね。ご主人から「台風、大丈夫でしたか」と尋ねられました。 「えっ? うち…

『VCT@WORK 就労者のための個人情報を守る自発的HIV検査とカウンセリング』から その2 エイズと社会ウェブ版301

国際労働機関(ILO)と国連合同エイズ計画(UNAIDS)の報告書『VCT@WORK 就労者のための個人情報を守る自発的HIV検査とカウンセリング』の日本語仮訳の続きです。 前回は最初の2ページちょっとでした。基本戦略などを説明した部分ですね。今回は間を少し飛ば…

Living Together / STAND ALONE 堂々11月5日開催

チラシができたようですね。何が書いてあるのかな・・・。 ヒトはみんな それぞれに なにかをかかえて生きている なにかを 伝えることは 時に こわい なにかを うけとめることは 時に 傷つく ・・・ いかん、目がちかちかしてきた。続きはチラシをご覧くださ…

「世界エイズデー」特設ページ開設

昨日はやっと晴れたと思っていたのに、またまた冷たい雨になってしまいましたね。しかも、台風接近中。どうにかしてよ・・・と愚痴の一つや二つや三つぐらいは出てきそうな気分です。選挙も終わったことだし、まあ、気持ちを切り替えていきましょう。 世の中…

事務局長選出大詰め グローバルファンドが最終候補者4人を発表

5月末にマーク・ダイブル氏が退任して以来、空席のままだった世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)の事務局長について、グローバルファンド理事会は10月23日、後任候補を4人にしぼり、その名前を発表しました。そのプレスリリースの日…

職場で何が必要か VCT@WORKのHIV検査戦略から エイズと社会ウェブ版300 

昨日、プレスリリースを紹介した国際労働機関(ILO)と国連合同エイズ計画(UNAIDS)の報告書『VCT@WORK 就労者のための個人情報を守る自発的HIV検査とカウンセリング』の最初の部分を日本語に訳してみました。 ILOの公式サイトにPDF版で掲載されている報告…

『ILOのVCT@WORKが600万人に到達』 

自発的なHIV検査とカウンセリングの普及をはかるVCT@WORKというプログラムの成果について、国際労働機関(ILO)が報告書『VCT@WORK:就労者の個人情報を守る自発的HIV検査とカウンセリング』を発表しました。国連合同エイズ計画(UNAIDS)の公式サイトに掲載…

東京エイズウィークス2017

第31回日本エイズ学会と時期を合わせ3日間の集中イベントを開催するTOKYO AIDS WEEKS 2017(TAW=東京エイズウィークス)が、来場者対応などイベントを手伝うボランティアスタッフを募集しています。TAW2017の趣旨に賛同し、ボランティアに興味がある18歳以…

グローバルファンドのヴェインロクス事務局長代行と國井局長が記者会見 エイズと社会ウェブ版299 

世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)のマライケ・ヴェインロクス事務局長代行と國井修 戦略・投資・効果局長が17日夕、東京・内幸町の日本記者クラブで記者会見を行いました。 グローバルファンドの事務局長は5月末にマーク・ダイブル…

改めてEnding the AIDS epidemicとは UNAIDSが公式サイトをリニューアル エイズと社会ウェブ版298

先ほどアクセスして初めて気が付いたのですが、国連合同エイズ計画(UNAIDS)の公式サイトがリニューアルされていました。 www.unaids.org トップページには「our goal(私たちの目標)」として、Ending the AIDS epidemic by 2030(2030年のエイズ流行終結…

第31回日本エイズ学会記者会見『エイズ対策最前線  PrEPって何?』

第31回日本エイズ学会学術集会・総会の生島嗣会長(特定非営利活動法人ぷれいす東京代表)と日本HIV陽性者ネットワーク・ジャンププラスの高久陽介代表の記者会見が11月1日(水)午後2時から東京・内幸町の日本記者クラブで開かれます。記者会見案内はこちら…

どうしてオリンピックなのか エイズと社会ウェブ版298

掲載時期がたまたま総選挙の真っ最中になってしまいました。意図したわけではありませんが、現代性教育研究ジャーナルの連載コラム One Side/No sideの7回目《「アジェンダ2020」に向けて》は東京五輪関連の話題です。 《前回も紹介した7月9日の『性的マイノ…

HIV陽性者はなぜ予防に取り組むのか ローレル・スプレイグGNP+事務局長演説から エイズと社会ウェブ版297

世界HIV予防連合の創設会合については先日、国連合同エイズ計画(UNAIDS)と国連人口基金(UNFPA)のプレスリリースの日本語仮訳で少し紹介しました。 その創設会合には、世界HIV陽性者ネットワーク(GNP+)も参加し、ローレル・スプレイグ事務局長が演説を…

『HIV予防2020ロードマップ ― 新規感染を75%減らすためのHIV予防対策推進』 プレスリリース

2030年のエイズ流行終結に先行する中間目標として、国際社会は2020年にはHIVの新規感染を2010年時点より75%減らして、年間50万人以下にすることを目指しています。ただし、現状では成人の新規HIV感染の減少ペースは、そうした目標にはほど遠い状態であること…